古い街並みから、突然コンテンポラリーな高いデザイン性。そのコントラストが魅力

(c) Yuka Okuno

素朴なアンティークに囲まれる@Koning van Spanje


アントワープの旧市街中心部には、貿易都市として隆盛を誇った15世紀以降、豊かになった商人や文化の香り高い知識層が住んだ歴史的な家並みが今も残っています。そんな中には、今日、プチホテルとなって旅人をもてなしてくれるところがあります。外観からは想像もできない、エレガントでメルヘンな、あるいはコンテンポラリーな空間に、はっと息を呑むことになるでしょう。便利なロケーションに、歴史ある建物、インテリア雑誌から飛び出したような内装や調度品、気の置けないくつろぎのリビングなど、一人ひとりを大切にもてなしてくれるアントワープっ子のホスピタリティーが満喫できます。


クラシックな美しさを堪能するプチホテル ‘T SANDT

シンボルの大聖堂の塔が望める

忘れらえないアントワープの思い出に

最初に、紹介するのは、旧市街中心部の南側、港町アントワープのシンボル「スヘルデ川」に近い、おしゃれなアーティストが多く行き来する界隈に位置するクラシックなプチホテル ’T Sandt。オランダ語で、’Tは、古い形の定冠詞なので、Sandt(ザンツ)と呼べばよいでしょう。Sandtとは『砂』。かつて、川がホテルのすぐ横を流れ、このあたりまで砂河原が広がっていたことからこの名前が付けられたとか。

17世紀ネオ・ロココ調の邸宅をこじんまりした優雅なホテルに改装。美しい玄関ホールやらせん階段、それぞれが個性豊かな心地よい寝室に、うっとりしてしまいます。テラスからは大聖堂の塔が望め、暖かな季節にはイタリア調の中庭で歴史に思いを馳せながら、朝食を楽しむこともできます。品の良いスタッフによるきめ細やかな応対も、すべてがゴージャス。ありきたりなチェーンホテルとは一味もふた味も違ったラグジュリーです。

お部屋のタイプは、スタンダードな、ジュニア・スィート、ロイヤル・スィートの他、大聖堂の見えるスィートルームやペントハウスも。また、中二階に寝室、階下にリビングダのあるメゾネット(二階建て)スィートもあり、こういうお部屋なら、豪華な地元のアパート住まいのような居心地も味わえます。お値段は、お部屋のタイプ、季節によりますが、スタンダードなお部屋なら(2人使用)で150EUR~260EUR位(朝食込み)から。

<DATA>
Hotel ‘t Sandt Antwerpen 
住所:Zand 13-19, 2000 Antwerp
電話:+32 (0)3 232 9390


長期滞在にぴったりのシンプルで心地よいアパートホテル Zwanepand

アドレスから見つけてベルを鳴らそう

道からでは奥深いアパートホテルはわからない

日本学の博士号を持つベルギー人女性と、その妹さんで経営するこのアパートホテルは、言葉に不安な方でも安心。24時間体制のフロントサービスやビュッフェスタイルの朝食が必須な方には不向き。むしろ、広々としたリビングやバスルーム、寝心地の良いベッド、自炊のできるキッチンもあり、良い季節には気持ちよく窓を解放して自然の風を楽しみたい……そんな旅人にぴったり。すっかり現地人気分でショートステイを楽しめます。旧市街の中心部に位置するので、あらゆる観光スポットや、美
中庭から明るい陽射しが

中に入ると別の建物、ここにステュディオが

味しいレストランが至近。小さなスーパーも、ベルギーらしいフリッツ(フライドポテト)屋台も徒歩圏にあって、とても便利。入口は、このあたりの建物がすべてそうであるように、ただ大きな古い扉があるだけで、「ホテル」とか「アパート」とか見てそれとわかる看板は一切ないので要注意。良く見ると、扉の横に「Zwanepand」と書いたプレートと小さな鐘があるのが目印。中に入れば、小さな中庭が広がります。Studioと個別寝室のあるアパートが全部で9軒。Zwanepandとは、蘭語で「白鳥の館」。ここは19世紀の豊かな商人の邸宅だったのです。

仕事をするにも、荷物を広げるにも快適

広々としたスペース、寝心地の良いベッド

お部屋のタイプは、ステュディオ(1~2人用)から4人でも泊まれるデュプレックスやルーフアパートメントまでいろいろ。お値段もタイプによって、約80EUR~120EURまであります。アパートなので、朝食やバーはないけれど、なんでも揃ったキッチン、ランドリールームもあり気の置けない快適生活ができること請け合いです!

<DATA>
Het Zwanepand NV
住所:Vlasmarkt 18-20, 2000 Antwerp
電話:+32 (0)3 337 0910
Email: info@zwanepand.be

>>>ステキなお部屋の紹介はまだまだ続きます。次のページへ