メルヘン!ラブリー!乙女心を魅了するDe Witte Lelie
17世紀建造の歴史ある建物と、アントワープならではのコンテンポラリーなデザイン性のデュオを楽しみながら、ちょっとリッチに至福の時を過ごしたいならDe Witte Leilie(白いユリ)。その名の通り、オフホワイトを基調としたエレガントでメルヘンなやわらかく自然なインテリアが、一歩踏み込んだ瞬間から、優しく包み込んで魅了することでしょう。入口には、「世界の小さなラグジュリーホテル」(Small Luxury Hotels of the World)の碑版が。玄関のドアを入ると、チェックインカウンターも何もなく、たった一つ大きな古い木製の机。これがフロントデスク。そしてその空間は、ゆったりと広がる心地よいリビング、暖かい暖炉の火、中庭の美しい緑と穏やかに差し込み日差し。お部屋はそれぞれが個性に溢れ、同じ間取りもインテリアの部屋もありません。お部屋のタイプは、スタンダードルームからプレジデンシャル・スイートまで。お値段も、お部屋のタイプやシーズンによって異なり、約200EUR~500EUR(朝食別途)と様々。たった10室しかないので、予約はかなりお早目に。
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■De Witte Lelie
住所:Keizerstraat 16, 2000 Antwerp
電話:+32 (0)3 226 1966
Email:hotel@dewittelelie.be
クラシックな調度類に囲まれて、懐かしく心地よいB&B De Koning van Spanje
もう少し安めで、クラシックなアットホームを楽しみたい場合には、断然ここ。ベルギーで人気ナンバーワンの日本人ブロガー「マダムQ」が一目惚れホテルと呼んでご推奨。住所を元に訪ねていくと、そこはただの青いドア。ドアについている青と白のマークが指定文化財であることを示しています。このドアを開けてみると、中には花々に飾られた小道が続き、ホテルの建物の入り口へ。15世紀に栄えたアントワープ商人の邸宅の一部が、現在、B&Bとして貸されているのです。たった3部屋しかないB&Bだから、朝食も手作りでアットホーム。家族のもてなしも素人っぽくてうれしい。せっかくこんな邸宅に泊まるなら、観光にあわただしくでかけずに、お庭の椅子やリビングの長椅子に腰かけて、ゆっくり時の流れを楽しみたいものです。お部屋はそれぞれ個性ある3室。お値段は一室155EUR(1~2名)アットホームな朝食付き。ちなみに、ここの名前は、オランダ語で「スペイン王」。ベルギー生まれのカルロス二世(フランス語ではシャルルカン)は、ハプスブルグ家傘下のスペイン王でもあり、このあたりはスペイン統治下にあった……改めて地図を広げ西洋史を勉強してみようかと思うかもしれません。
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■De Koning van Spanje
住所:Korte Nieuwstraat 12, 2000 Antwerp
電話:+32 (0)473 31 29 98
Email: info@dekoningvanspanje.be
シンプルでコンテンポラリー、だからアントワープらしいHotel Julien
メルヘンも、中世も、ほどほどに、何泊しても飽きないすっきりシンプルなデザイン性が好みという方にお薦めなのは、Julien(ジュリアン)。16世紀建造の2つの住宅を改装し、快適でコンテンポラリーなデザイナー家具でまとめたインテリアでまとめた、古くて新しいアントワープらしさを120%満喫できます。ビジネスで来る方、アントワープに何度も来る方には返って居心地がよいかもしれません。ミーティングルーム、バーや気の利いた軽食を出すスナックも24時間完備。街中のおしゃれなスポットにも至近。独身男女のクールな都会的ステイにぴったり。お部屋のタイプは、3種類、お値段は季節や曜日に寄りますが、約180EUR(1~2人)から約300EUR(朝食別途)。<DATA>
■Hotel Julien
住所:Korte Nieuwstraat 24, 2000 Antwerp
電話:+32 (0)3 229 0600
Email: info@hotel-julien.com