フレンチ、インド、イタリアンお好みで選んで
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(2014年度作品)
南フランスでミシェランの星を増やすことに執念を燃やすマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)。しかし、彼女のフレンチレストランの向かい側にインド人家族がインド料理店をオープン。カジュアルなインド料理VS高級フレンチのバトルは過熱。そんな中、インド料理店の息子ハッサン(マニシュ・ダヤル)が、料理の基本を学びたいとライバルであるフレンチレストランで修業したいと言い出した!
フレンチVSインドのレストランバトルを背景に、インド人ファミリーの若き天才料理人ハッサンの成長物語も加えて、見ごたえあるヒューマンドラマになっています。フレンチの繊細な味付けとインドのスパイシーな味わいが一緒になったら……。それを実現するのがハッサン。これもまた空腹で見るとお腹がグーグー鳴る、おいしそうなお料理満載です。
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ヘレン・ミレン、オム・プリ、マニシュ・ダヤル ハッサン、シャルロット・ルボン、ミシェル・ブランほか
『ディナーラッシュ』(2001年度作品)
イタリアンレストランを舞台にその裏側をスリリングに描いた作品。町の人々に愛される人気レストランはオーナー(ダニー・アイエロ)の息子の代になって、家庭的な雰囲気は消え、モダンなイタリアンレストランへの変貌を遂げつつあります。その陣頭指揮を執るのはウード(エドアルド・バレリーニ)。しかし、借金まみれのスタッフがいたり、オーナーのビジネスパートナーが殺されたり、イタリアンレストランの裏側は様々な出来事が起こっていたのです。
CMなどでオシャレ作品を手掛けてきたジラルディ監督が、NYに実在する人気レストランでロケをしたのがミソ。リアルな厨房でのシェフたちのプロフェッショナルな仕事ぶりが最高。料理するときの音、ビジュアルはたまりませんね。また、この映画のスピーディでクールな厨房シーンは、日本のドラマもよくマネされていました。まさに厨房シーンのお手本です。
監督:ボブ・ジラルディ 出演:ダニー・アイエロ、エドアルド・バレリーニ、カーク・アセヴェド、ヴィヴィアン・ウー、サマー・フェニックスほか
>次は南米とアジア料理の世界へ行ってみましょう!