クリオロ ド メリダ
バレンタインシーズンの今、ショーケースの中にはこの時期だけしか販売されていない、このチョコレートがあります。チョコレートバーが3種類、5本入ったセット。今年8年目になる、バレンタインシーズンに登場する産地別カカオの風味を楽しめるプレーンガナッシュです。サイズが少し大きめですがブーシェのようなタイプではなく、繊細なスタイル。カカオの産地や配合が少しずつ変わるなど、今年もリニューアルしています。
「細く長くて美しいでしょう?」と川口シェフ。私はこの1センチほどの薄さも好きです。お皿に並べてそっと指で持つと、いただいている姿を自然に美しく見せてくれるように感じます。なめらかな口溶け、次々と口に運びたくなるようなチョコレートの味わいは川口シェフならでは。
●アクラ(左) ガーナのアクラ港から出荷されるフォラステロ種のカカオを中心に使用。酸味が少なく、苦味の余韻が長く続きます。
●マダガスカル(中):マダガスカル産クリオロ種を使用。ベリーのようなフルーティな酸味が特徴的です。
●トマコ(右): コロンビア産のクリオロ種とトリニタリオ種のブレンド。柑橘系のフルーティな酸味。やわらかな苦味があります。
タブレット オリジンーヌ
こちらは2015年の新作です。明るいピンクが綺麗なボックス。4種のミニタブレットのセットですが、あまり沢山作る予定はなく、個数限定販売です。
可愛い小さなタブレットたちは、店頭に並んでいれば1枚ずつの購入も可能です。川口シェフによると、このタブレット型は現在はもう製造されていない古いものなのですが、これがお気に入りで、今回こうしてタブレットを作られたそうですよ。
2015年バレンタインの新パッケージ
今年はこんな明るい色のパッケージが登場しました!オレンジ色、というよりも山吹色かもしれませんね。ぱっと明るく元気になるカラー!
「クロカン」「ヌガティーヌ オ ショコラ」「オランジェット」などがこんなデザインになっています。お気持ちを伝えるギフトにもよいですね。
オリエンタル
そして、最後に私が気分に合わせて選んだのがこのボンボンショコラ。昨年末位に作られた新作です。ライチがアジアを感じさせてくれるからオリエンタル。夏にライチとフランボワーズのガトーを作られた川口シェフが、とても香りよく仕上がったので、と冬にはボンボンショコラにしてみたそうです。表面は甘酸っぱいフランボワーズパウダーです。
「ショコラティエは仕立て屋さん」
「僕は仕立て屋さんだからね。色々な素材をどういうふうに仕立てるか、ですから。」「仕立て屋さんは素材に対して一手間かける。一手間を惜しまないことで美味しくなる。もうひとつ、どう手間をかけるかが仕事。」
そんな川口さんのお話を聞いていると、やっぱり嬉しくなって、いつもショコラがもっとおいしくなってしまうのです。
DATA
オリジンーヌ・カカオ 自由が丘店
住所 東京都目黒区緑が丘2丁目25-7 ラ・クール自由が丘2F
アクセス 東急東横線、大井町線 「自由が丘」駅から徒歩5分
TEL 03-5731-5071
営業日:火曜日~日曜日10:30~19:30 月曜日定休 月曜祝日の場合には、翌火曜定休
http://www.sweets-forest.com/ori.php
●バレンタインシーズンは銀座三越で1月28日~2月14日まで販売(「タブレットオリジーヌ」は銀座三越での販売はありません)
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