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日本仏教の聖地、高野山に行こう(3ページ目)

高野山は、真言宗の開祖、弘法大師空海が開いた、日本を代表する仏教の聖地のひとつです。山の上に広がる一大宗教タウンには、貴重な文化財である建造物が点在し、見所いっぱい。よい宿坊もたくさんあり、設備がよいため、宿坊初心者の方にもお勧めです。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

宿坊に泊まってみよう

高野山には、50軒以上もの宿坊があります。高野山の宿坊の多くは、設備がよく、精進料理もおいしくて、宿坊未経験の方も抵抗感なく泊まれます。宿坊というと、何か厳しい修行をしなければならないとか、決まりが難しいなどと思う方もいるでしょうが、高野山の宿坊は、どちらかと言うと旅館寄りなので、そうした心配はご無用。中には温泉の露天風呂まで備えた豪華な宿坊もあります。また、多くの場合、食事の際にはお酒も飲めます。
宿坊、蓮華定院の一室。高級旅館のような豪華さです

宿坊、蓮華定院の一室。高級旅館のような豪華さです

しかし、やはり単なる旅館とは違い、朝はお勤めがあります。お勤めとは、主に僧侶の方がお経を上げ、一緒にお参りすることです。これは宿坊にもよりますが、高野山では、自由参加の場合も多いようです。が、他の宿泊施設では経験できないことなので、宿坊に泊まるなら、一度は参列してみるとよいでしょう。

蓮華定院の一室の襖絵。高野山の宿坊では文化財のある部屋に泊まれるのも魅力

蓮華定院の一室の襖絵。高野山の宿坊では文化財のある部屋に泊まれるのも魅力

さらに宿坊ならではの体験を求める方にお勧めなのは、写経と阿字観です。写経は、たいていの宿坊で体験可能だと思いますが、阿字観ができるところは限られているので、予約の際に確認しましょう。阿字観とは、真言宗でよく行われる瞑想法で、座禅に似ていますが、座る時の形や考え方が少し違います。座禅と違って棒で打たれることはありませんし、姿勢に関しても、座禅ほどは厳しく指導されないことが多いので、初心者の方にもお勧めです。

高野山の宿坊のもうひとつの大きな特徴は建物の豪華さです。高野山の宿坊は、江戸時代にお墓参りに来る武家の人々が宿泊する場所であったり、また、それ以前から、戦国武将と関係があったりしたため、歴史が古く、優れた文化財が残されていることが多いのです。本物の文化財の襖絵がある部屋で眠ったり食事をしたりという経験ができるのも高野山ならでは。美しい庭園がある宿坊も多く、宿泊すれば、まるで我が家の庭のようにゆっくり楽しむことができます。

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