本名で歌いはじめて来年で10周年だよね?
ガイド:北村早樹子さん、はじめまして。今回は、初のベスト盤『グレイテスト・ヒッツ』の発売、おめでとうございます。今回は、早樹子さんの今までの歩みも含めて、このベスト盤について語っていただければと思います。早樹子さんは大阪出身なんですね。僕もほとんど関西で、若かりし頃、大阪に住んでいた時期があります。自分が大阪人だと感じる時はどんな時ですか?
北村:
東京の人は基本的にゆっくり歩く&信号はちゃんと守るのですが、わたしは短い足ながらも意外と歩くのが早いみたいで、信号においては反対側が赤になるや否や食い気味に歩き出してしまう、関西弁でゆうところの所謂イラチな体質なのは大阪人的だなあと思います。
ガイド:
このベスト盤が生まれた背景として、なりすレコードのH澤さんとのやりとりを紹介されていますね。僕もよくH澤さんとこのようなインタヴュー記事を作る際、やりとりをしています。H澤さんの質問「北村さん、本名で歌いはじめて来年で10周年だよね?」と訊かれた時、早樹子さんはまったくベスト盤の話とは思わなかったのですか?
北村:
そうですね、自分がベスト盤を出すような類の人間やとは1ミリも思っていなかったので。
ガイド:
ところで、本名の前にちょっと恥ずかしい名前で歌っていた時期があるそうですが、僕はその名前が気になってしょうがありません。なんとか教えてもらえないでしょうか?
北村:
あ、インタビューなどではちょいちょい語ってますし、調べればすぐ出てくるぐらいの情報なので大丈夫ですよ。北紫子(きた・むらさき・こ)とゆう名前で歌っていました。漢字表記が違うだけで読みにすれば本名と一緒なのですが。
グレイテスト・ヒッツ
ガイド:ご本人が困惑しつつも、デビュー10周年を記念して1月28日にリリースされる『グレイテスト・ヒッツ』、ジャケットは本秀康さんで、CDブックレットのデザインもとっても素敵です。やっぱり、H澤さんはすごくマジに、今回の企画に取り組まれたのだと感じました。早樹子さんとしては、その想いは伝わったでしょうか?
北村早樹子 グレイテスト・ヒッツ (amazon.co.jp)
01. 卵のエチュード
02. 歯車に絡まった男の話
03. 春の熱
04. 歌片
05. 蜜のあはれ
06. 子ども部屋
07. 貝のみた夢
08. わたしの一角獣(新録音)
09. 解放(新録音)
10. 友達になりたい
11. だ・い・す・き
12. 朝も昼も夜も(7inch ver.)※初CD化
13. わたしのライオン(新曲)
14. ルミエル聖歌第一番「てんよりくだりしはじめのてんし」(新曲)
M1=最新SINGLE 『卵のエチュード/マイハッピーお葬式』('14)
M2,M3=1st ALBUM 『聴心器』('06)
M4-M7=2nd ALBUM 『おもかげ』('07)
M8,M9=3rd ALBUM 『明るみ』('11)
M10-M12=4th ALBUM 『ガール・ウォーズ』('13)
M13,M14=本CDに初収録の新曲
北村:
ブックレットはすごくすばらしい出来ばえだと思います! 内容うんぬんより、ブックレットだけで買う価値あると思います!
ガイド:
杉作J太郎さんと森下くるみさんも、今回のベスト盤に向けて特別寄稿をされています。森下さんが、早樹子さんに対して「童女」という言葉を使っていて、「なるほど!」と。幼少の頃から、ほぼその童女的ルックスを堅持されているのですか?
北村:
童女的ルックス、と意識して保っているとかそうゆうのは別にないのですが、他にどんな髪型をしたらいいのか全然わからなくて。わたし美容院が大嫌いでもう15年ぐらいずっと自分で髪の毛切ってるんですが、自分で切れる髪型がこれしかないのです。