ローマ/ローマの観光・美術館

近代ローマのシンボル、ヴィットリアーノ探訪(2ページ目)

ローマの中心ヴェネツィア広場に堂々とそびえる白いモニュメント、ヴィットリアーノ。近くにあるコロッセオが古代ローマのシンボルだとしたら、こちらは近代ローマのシンボルです。第1次世界大戦の無名戦士の墓を祀った神聖な場所である一方、実は中にはいろいろな文化施設が入っていて、1日楽しめるスポットなのです。

酒井 香織

執筆者:酒井 香織

ローマガイド

特別展示スペース

解説画像

ヴィットリアーノの左側にある展示スペースへの入口

ヴィットリアーノ左側にさらにまわりこんでいくと、特別展示スペースへの入口があります。こちらでは常にさまざまな展覧会を催しています。2015年2月8日まではイタリアの現代画家マリオ・シローニ展を開催中(12ユーロ)。2月27日から6月21日まではジョルジョ・モランディ展(12ユーロ)を開催します。
地上階のSala Centraleでは2月20日から3月5日まで無料の写真展覧会Centenario del Genocidio degli Armeni 1915-2015(アルメニア人大虐殺100年記念)が開催されます。同じく地上階では、2015年5月1日から10月31日まで開催されるミラノ国際博覧会に向けてのイベントとして、万博最終日まで無料展覧会Roma verso EXPOを開催します。1月29日から2月12日はエストニア、2月16日から2月26日はギリシャの予定で、順次参加国を紹介していきます。
建物に入って右の階段を上っていくと、無料展示スペースSalone Centrale入口があり、そのすぐ左にトイレとドリンクやスナックの自販機があります。こちらは無料スペースなので、覚えておくと便利です。

ヴィットリアーノ右側の施設

解説画像

ヴィットリアーノ右側。アラチェリ教会への階段下の左にヴィットリアーノへの入口があります

解説画像

国立イタリア移住博物館の看板

再び建物の外に出て、右に回り込むと、またヴィットリアーノ内部への入口があります。地上階には左側にMuseo Nazionale Emigrazione Italiana(国立イタリア移住博物館)、突き当りに展示スペースSala della Gipsotecaがあり、どちらも入場無料です。後者では2015年1月28日から3月15日までは、1月27日の国際ホロコースト記念日とアウシュビッツ・ビルケナウの解放70周年にあわせて、写真展La Liberazione dei Campi Nazistiを開催します(開館時間は移住博物館と同じ)。
こちらから階段を上がっていくと、記事冒頭のテラスに出るわけです。

 
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