バレエ/大人のためのバレエ

足のポジションは5番? それとも3番?

バレエのレッスンを受けていて、「足は5番に……」 という指摘を受けた事がありますか? 多分、日本でバレエを習っている方なら、どなたもそういう指摘を受けていることと思います。バレエは5番が基本。それは誰でもご存知のことかと思いますが、大人リーナにも当てはまるのでしょうか? 足のポジションについて少し考えてみたいと思います。

執筆者:石島 みどり

3番ポジション

3番ポジション

ほとんどのバレエのステップは、5番から始まり5番で終わると言っても過言ではありません。でも大人からバレエを始められた方にとって、この5番、本当にやっかいですよね。5番ポジションを構成するとても大切な脚の長さと骨盤の幅について考えて見ましょう。


【脚の長さ】

プロのバレリーナたちの脚は本当に長くてきれいですよね。長い脚でしっかりと5番ポジションをキープする彼女たちは、アマチュア・バレリーナのお手本です。お手本だから、真似したいとは思うのですが、そう簡単には行きませんね。プロと私たちとでは何が違うのでしょうか?

まず、バレリーナたちは背が高いですね。海外では170cmが一般的な身長です。長身の彼女たちは脚も長いですね。脚が長いと5番にしたときにクロスした両膝のところで作られるXの形が細長くなります。

背が低いとどうなるでしょうか? Xの形が細くならないので、両脚の交差がきつくなります。5番ポジションは、背が高く、 脚が長いほうが形作りやすいということですね。


【骨盤の幅】

脚の長さも大事な要素ですが、骨盤の幅が狭いことも非常に大事です。骨盤が広いと、両膝で作るXの形が横に広くなりますので、こちらも5番ポジションが入れにくくなります。


【注目はXの形】

脚の長さと骨盤の幅について考えてみましたが、どれも着目すべき点はクロスした両膝で作られるXの形です。このXの形が、プロのバレリーナに近づくようにすればよいのではないでしょうか?

そこで、皆さんにお勧めするポジションは、5番ではなく3番ポジションです。ご自身の身長と骨盤の幅をよく観察し、両膝で作られるXの形をプロのそれに近づけてみてください。おおよそ3番ぐらいのポジションになると思います。


これからは、5番に固執することなく、3番で脚に負担をかけずに踊ってみてください。
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