マカオ/マカオの観光・世界遺産

マカオの世界遺産(6ページ目)

2005年7月、22の歴史的建造物と8つの広場が「マカオ歴史市街地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。約400年にもわたる長い年月の間に育まれた中国文化と西洋文化との融合を今に伝えるマカオが誇る世界遺産の数々をご紹介してまいりましょう。

執筆者:勝部 悠人

21 耶蘇會紀念廣場(イエズス会記念広場)

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ポルトガルから寄贈されたアートも並ぶ

聖ポール天主堂跡へ続く大階段前の大きな広場。いつも記念写真撮影を楽しむ観光客で賑わっています。夜はライトアップされた聖ポール大聖堂跡の幻想的な光景を楽しむこともでき、地元の若者の間ではデートスポットとして人気。

住所:耶蘇會紀念廣場
参観時間:24時間
 

22 大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)

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当時多くの日本人キリスト教徒も建設に参加したことで有名

マカオのシンポルともいえる聖ポール天主堂跡。1602年から1640年にかけて建設され、完成当時は荘厳な姿で丘の上に建っていた教会でしたが、1835年の火災によって焼け落ちてしまったため、教会の正面の壁と68段の階段だけが残る現在の姿となりました。

住所:耶蘇會紀念廣場
参観時間:聖ポール天主堂跡24時間、天主堂芸術博物館:9:00~18:00
 

23 ■咤廟(ナーチャ廟)

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聖ポール天主堂跡のすぐ側

イエズス会記念広場から聖ポール天主堂跡へ続く階段の左脇を進んだところにひっそりと佇んでいる1888年建立の中国寺院。神童ナーチャを祀っています。

住所:大三巴牌坊後右側
参観時間:8:00~17:00
※■は口へんに那
 

24 舊城牆遺址(旧城壁)

この壁の部分 (c) MGTO

この壁の部分 (c) MGTO

ナーチャ廟のすぐ脇の古い壁が、世界遺産の旧城壁。ポルトガル人の居留が始まった頃に、周囲から身を守るという保安目的で建設されたもの。

住所:大三巴牌坊後右側
参観時間:24時間
 

25 大炮台(モンテの砦)

エスカレーターで移動も可 (c) Miyuki Kume

エスカレーターで移動も可 (c) Miyuki Kume

1617~1626年にかけて建設された強大な防衛施設。約1万平方メートルの敷地は変則的四角形をしており、東西どちらの海岸からの攻撃にも目を光らせることができるようになっていました。1623年にイエズス会からマカオ総督の手に渡った後、18世紀中ごろまで総督官邸として使われ、1960年代にポルトガル軍が撤退するまで一貫して軍事施設として利用されたため、長く一般市民の立ち入りが禁止されていました。その後、1998年にマカオ博物館がオープンし、美しい眺望を楽しめる場として今ではすっかり市民の憩いの場となっています。

住所:大炮台(博物館前地112號)
参観時間:砲台及び庭園7:00~19:00、澳門博物館10:00~18:00 ※月曜休館 
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