テクノポップ/アーティストインタヴュー

帰ってきたSaoriiiiiに独占インタヴュー(3ページ目)

2012年4月1日のステージを最後に、彼女は突然僕たちの前から姿を消してしまった。ほとんど、失踪と言ってもいいくらいに。しかし2年半後の2014年9月15日のステージを皮切りに、Saoriiiiiとして彼女は帰ってきた。復帰後初となる独占インタヴューで、子供時代から復帰までの思いを赤裸々に語っていただきました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

アムラーに憧れて

ガイド:
じゃ、歌手になった経緯を教えてください。子供時代から歌手になりたかったの?

Saoriiiii:
私は水泳をやりつつも、歌手になりたいなと漠然と思っていました。ちょうどアムラー全盛期で、安室奈美恵さんに憧れていました。将来は歌手になりたいとその時は思っていたんですよ。

ガイド:
じゃ、アムラーだったの?

Saoriiiii:
小学生だったから、流石にアムラーのような格好はできなかったんです。でも、大きくなったら、アムラーになるんだと。歌番組がとっても好きで、「MUSIC STATION」「うたばん」「HEY!HEY!HEY!」とか、今とあんまり変わんないですけど、昔の方が見応えがありましたね。

ガイド:
「歌が上手いね」とか「歌手になれるんじゃない」と言われたことはあるの?

Saoriiiii:
ないですね。友達に「Saoriちゃん、ちょっとうまいんちゃう」とかそんなレベルです。ただ、ピアノをしていたので、音楽に縁がなかったわけではないです。

ガイド:
突然、歌手になるチャンスが訪れたのですか?

Saoriiiii:
短大生で就職活動が始まる時期で、どうしようと思っていたんです。当時、AKBのオーディションが始まった時だったんです。募集を見て、これ楽しそうだなと思って応募したのがきっかけですね。

ガイド:
で、AKBの方はどうなったの?

Saoriiiii:
AKBのオーディションは、落ちたんです。それで次に目に入ったのが、前の事務所の募集で、結果、歌手になったのです。
saoriiiii

取材風景 (左:ガイド、右:Saoriiiii)


マイナス思考のわたし

ガイド:
以前、作詞の話をしていて、「マイナス思考のわたし」という発言がありましたが、子供時代からそういう部分はあったのですか?

Saoriiiii:
そうだったかもしれません。幼稚園の記憶なんですが、帰りのバスが3時だったんです。3時になるともう一日が終わるなと、すごく寂しくなって、暗い気持ちになっていました。

ガイド:
逆に言えば、幼稚園は楽しかったからいいのでは。それとも、家に帰るのが嫌だったとか?

Saoriiiii:
いや、そんなことはないです。いろいろ考えて、極度の心配性なんです。今日という日は二度と帰ってこないんだと。

 

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