分譲マンションレポート/岡本郁雄の分譲マンションレポート

【取材レポート】シティテラス草加松原(2ページ目)

かつて「東洋一の大規模団地」とも言われ首都圏のベットタウンとして発展した埼玉県草加市の「草加松原団地」。約6,000世帯が暮らす街で再生事業がスタートしています。「シティテラス草加松原」は、全538戸のレジデンス。現地とモデルルームをレポートします。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド


全538邸のスケール感のあるフォルム
風の通り道「シーズン・パークアヴェニュー」を設置

「シティテラス草加松原」の完成予想模型

「シティテラス草加松原」の完成予想模型

「シティテラス草加松原」では、シーズンズとガーデンズの建物の間に長さ約105mのプロムナードを設置します。敷地全体に300本の植栽を施し四季折々の風景を描きます。
「シーズン・パークアベニュー」の完成予想模型

「シーズン・パークアベニュー」の完成予想模型

こうした歩道は、人々の交流の結節点となるとともに、風や光の道を確保し住み心地にも好影響を与えるでしょう。建物は、11階建てでモノトーンのタイルとガラス手摺りの組み合わせが存在感を放つフォルムです。

空地率は、約68%とゆとりのある空間を確保。駐車場設置率は、平置きと機械式あわせて約70%です。コの字型配棟の内側には、平置き駐車場を配置し住戸の日当たりを確保するなど、ランドスケープデザインに工夫が見られます。共用施設としては、子育て層を意識し、「キッズルーム」や「パーティールーム」、「ゲストルーム」などが用意されています。

全戸70平米以上 75平米台の3LDKが中心プラン
スッキリ使える開放的なプランニング

「シティテラス草加松原」のモデルルームのリビング

「シティテラス草加松原」のモデルルームのリビング

「シティテラス草加松原」の住戸は、全戸70平米以上で75平米台3LDK中心。子育て層を意識した明るく開放的なプランニングです。モデルルーム(S-B1’タイプ 75.17平米)を見るとキッチン越しにゆとりある空間が広がります。柱型や梁が少ないスッキリした設計。バルコニーにガラス手摺りを配しリビングにワイドなFIXサッシを配置することで明るく開放的な空間が実現しています。
「シティテラス草加松原」のモデルルーム

「シティテラス草加松原」のモデルルーム

また、リビングと隣接する洋室は、上部を吊った可動間仕切り壁を採用。リビングと洋室を繋げて広く使うことも可能です。さらに納戸や各居室ウォークインクロゼットを配するなど収納が充実しています。キッチンには、デイスポーザーも設置され、家事の負担を軽減している点なども好感が持てます。
草加松原遊歩道

草加松原遊歩道。写真の「百代橋」は、松尾芭蕉の奥の細道に出てくる文からとった

現在、「シティテラス草加松原」は、事前反響件数が1,000件にせまるなど地元近隣や足立区・越谷市など周辺部から注目を集めています。歩道の整備された安全な街ということもあり、シニア層からも反響があり、地元の住替え希望も多いそうです。

マンションギャラリーの前には、江戸時代から「千本松原」として人気のあった「草加松原」が連なります。その中にある「百代橋」は、草加市のHPを見ると松尾芭蕉の「奥の細道」からとったとのこと。綿々と続く歴史の中で、街がどう生まれ変わるのか楽しみな「松原団地」の再生に寄与する同マンション。ファミリー層の方には、ぜひ訪ねてほしいマンションの一つです。


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