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改良型シトロエンC5とベンツCクラスが新車時の半額(2ページ目)

マイナーチェンジというと内外装の変更程度が多い国産車ですが、輸入車ではエンジンやトランスミッションまで変更するケースが結構あります。今回はそんな大改造を受けた輸入車の中から、新車時の半額以下から狙えるようになったシトロエンC5とメルセデス・ベンツCクラスの2台をご紹介します。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

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2000カ所以上もの改良を受けたメルセデス・ベンツCクラス

変更点が2000カ所以上にも及ぶという、もはや前期モデルを一新したレベルのメルセデス・ベンツCクラス(旧型)が登場したのは2011年5月末。
メルセデス・ベンツCクラスundefinedフロント

フロントマスクは威圧的なデザインに変更されています。またLEDを多用した新設計のヘッドライトユニットのほか、軽量化のためにアルミニウムボンネットが採用されています


エクステリアやインテリアデザインの変更は言うに及ばず、先進安全装備の充実や最新エンジンの投入、カーナビやオーディオ類の進化、ボディの軽量化などマイナーチェンジでそこまでやったら、前期モデルの立つ瀬が無い的な大改造が行われました。

デザインの変更は写真を参考にしてもらうとして、まず先進の安全装備から見ていきましょう。マイナーチェンジで一部グレードを除いて標準装備されたのが「アテンションアシスト」と「アダプティブハイビームアシスト」です。

アテンションアシストとは、眠気などでドライバーの注意力が落ちていると車が判断すると、メーターパネル内に専用のコメントが表示されてドライバーに休憩を促すというものです。

もうひとつのアダプティブハイビームアシストは先行車や対向車がいない場合はハイビームで、他車を検知するとヘッドライトの照射範囲が制御されて他車に光が届かないようにするというものです。

さらに急カーブでは自動でロービームにしてくれるなど、煩雑なハイビーム/ロービームの切り替えが不要なので、ドライバーの負担が軽減されるシステムです。
メルセデス・ベンツCクラスundefinedインテリア

マイナーチェンジで特に大きく変わったのがインテリアデザインです。ナビ画面などを表示するモニターがダッシュボード内に収まり、使用されている素材も変更され、全体的に上質感が増しています


また新たに投入されたエンジンは新開発の3.5LのV6で、アイドリングストップ機能付き。このエンジンや従来からある1.8L直4には7速ATが組み合わされています。ちなみに同年11月には全車にアイドリングストップ機能が備わっています。

一方でオーディオはBluetooth対応となり、スマートフォンの音楽も車内で簡単に聴けるようになりました。

さて原稿執筆時点での価格はというと、例えばC200ブルーエフィシェンシー(2011年式/走行距離3.2万km/修復歴なし)が179万円から見つかります。新車時価格が440万円ですから、約60%オフって感じですね。

どうです? 確かにマイナーチェンジ前のほうが価格的には安いのですが、マイナーチェンジ後のモデルはこれだけ改良されているのですが、価格だけで判断するのはもったいないと思いますよ。

ちなみにどちらもワゴンモデルがありますが、まだ新車時の半額以下とまでは達していません。ですが、大きなマイナーチェンジで魅力が増しているのはセダン同様なわけですから、マイナーチェンジ前の中古車との差額と内容の違いを鑑みながら、おいしいと思うほうを選んでくださいね。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

【関連リンク】
カーセンサーnet


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