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改良型シトロエンC5とベンツCクラスが新車時の半額

マイナーチェンジというと内外装の変更程度が多い国産車ですが、輸入車ではエンジンやトランスミッションまで変更するケースが結構あります。今回はそんな大改造を受けた輸入車の中から、新車時の半額以下から狙えるようになったシトロエンC5とメルセデス・ベンツCクラスの2台をご紹介します。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

エンジンパワーも燃費も向上したシトロエンC5

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はマイナーチェンジで魅力の増した2台をご紹介したいと思います。
シトロエンC5undefinedフロント

新たに投入された1.6Lターボエンジンは従来の2Lと比べて最高出力が+13psとなる156ps、最大トルクは+40Nmの240Nm。また10・15モード燃費は9.1km/Lから10.2km/Lへと向上しています


国産車と違い、輸入車は同じモデルでもよく改良を重ね続けます。ですから中古車好きの中にはすべての改良が施された最終型を狙う人もいるほどです。

とはいえ最終型は高年式になりますから、どうしても価格は高め。中にはフルモデルチェンジした新型とそんなに変わらないなんてこともあります。

しかし時にビッグマイナーチェンジと呼ばれる大きな改良が行われることもあり、そのモデルであれば経年相応に値落ちが進んで、おいしくなっていたりするのです。

今回はそんなビッグマイナーチェンジで魅力を増しながらも、いよいよ新車時の半額以下で狙えるようになってきた2台を取り上げたいと思います。
シトロエンC5undefinedインテリア

2008年2月デビュー当時には純正カーナビがありませんでしたが、このマイナーチェンジの前、2009年10月からは全車にHDDナビやETC、VICSビーコンが標準装備になっています。またUSB入力端子を備えたオーディオも装備されました


まずはシトロエンC5(現行型)のセダン。C6が2012年に生産中止となり、棚ぼたではありますが現時点ではシトロエンのフラッグシップです。

それだけではなく、シトロエン伝統の足回りであるハイドラクティブIIIプラスサスペンションが奢られた、唯一のシトロエンとなりました。私としてはそれだけでC5は買い!なのですが、2010年5月からは従来の2Lエンジン+4速ATから1.6Lターボ+6速ATへと進化しました。

ダウンサイジングしたとはいえ、パワー&トルクは2Lエンジンより向上しています。もちろん燃費も良くなりました。また6速ATは従来3L車に設定がありましたが、採用されたのはその進化版です。

その後、デザインの小変更や3Lモデルが廃止(つまりシトロエンは1.6Lターボ車が日本でのフラッグシップ)されるなどありましたが、このエンジンとトランスミッションの変更ほど大きな改良はありません。

さて、それがいくらから狙えるのか。原稿執筆時点での最安値は179万円です。2011年式/4.1万km/修復歴なしのセダクションですから、新車時価格は399万円。つまり新車の半額以下から狙えるようになってきたというわけです。

確かにシトロエンはバネサスモデルでも乗り心地は秀逸。ですが、やはりシトロエンを語るなら魔法の絨毯のようなハイドラクティブに一度は乗ってみることをオススメします。新車と機能的に遜色のないマイナーチェンジ後モデルなら、お買い得感もありますよ。

続いてもう一台、メルセデス・ベンツCクラス(旧型)のマイナーチェンジ後のモデルを次ページで詳しく見ていきましょう。
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