年末も近づく冬のウィーンと言えば、クリスマス市
クリスマスの到来を待ちわび、アドベントを祝いながら様々な地域からこの時期特有のお店がたちならぶ。シェーンブルン宮殿でも黄色い宮殿の正面広場の中央に市が開かれている。
大きな樅の木にともるデコレーションライト、その周辺にはお店の明かり。夕暮れ時は人もまばらで、夜の帳(とばり)を待つかのように静寂の風景を見せてくれる。
やがて日が落ちて辺りが茄子紺の夜の色となる。そして宮殿は、神々しく輝き冬の到来を告げるがごとく黄色い翼を広げる。
神聖ローマ皇帝マティアスが狩猟時に美しい(schön)泉(Brunn)を発見したためにシェーンブルンと命名したと伝えられているシェーンブルン宮殿。
多くの歴史を泰然と見守ってきた宮殿、そして庭園の中に佇む椅子の風景。
とめどもなく広大で、上質の、その風景の中にひとつとなって過ごす時間。
「冬のウィーンもいいな!」と、想う至福の椅子の風景がここにある。
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