デザインフィルによる新ショップ「TOUCH & FLOW」
2014年12月12日に湘南にオープンした「SHONAN T-SITE」。代官山の蔦谷書店のようなゆったりしたブックストアを中心に、30店もの様々なショップが集合した文化複合施設だ。その中にデザインフィルによる新しいショップ「TOUCH & FLOW」がある。大人のためのステーショナリーがセレクトされている。「書く」ことで新たな発見がある「現代の文化的よろず屋」がコンセプトだという。
「TOUCH & FLOW」の店内。
ショップは大きくはないが、落ちついた空間にセレクトされたペンや紙製品をはじめ、面白いところではチョコレートなどもある。
リラックスしたアイデア発想に
この「TOUCH & FLOW」には、ここでしか買えないショップオリジナルのステーショナリーがいくつか用意されている。その代表的アイテムが「スケッチノート」だ。
サイズはB6。A5サイズよりひとまわり小さく、コンパクトでありながら、かと言って小さすぎずほどよいサイズ感だ。大きなフラップがあるのでノートカバーというよりも、小さなドキュメントケースのような佇まいがある。
そのフラップに手をかけると、小さいながら存在感のある留め具に気づく。真鍮を削りだして作られている。きっと使い続けていくと、いい感じの曇りがあらわれてくるのだろうと期待が膨らむ。
広げると、次に感じるのが使い込んだレザーのようなクタッとしたやわらかさ。右側には万年筆や多色ペンあたりも収めやすいゆったりしたペンホルダーがある。
中には、専用ノート「デイリースケッチノート」が標準で収められている。紙面は無地のみの設定。「スケッチ」というネーミングに見られるように、このノートには文字だけでなく、積極的にイラストなどのスケッチも描いていけるよう、自由な紙面になっている。
ちなみにこの「デイリースケッチノート」には、表紙カラー6色が揃っている。これがまた、大人のノートといった落ちついた色合いになっている。
カバーにセットすると、そうしたカラーが見えなくなってしまうのが少々残念。そのためだろうか、見返しが各表紙カラーとコーディネートしたカラーになっている。
「デイリースケッチノート」単体でも販売されているので、カバーをつけずにこれだけで使っていくのもよさそうだ。見開き性が少々悪いかなと感じたが、グイと力を入れて広げると、一転して気持ちよく開いてくれる柔軟性を持っている。
専用ダイアリーもセット可能
この「スケッチノート」には、ノートだけでなく専用のダイアリーもラインナップされている。「MONTHLY DIARY “THIN“」(*季節限定商品)というものだ。マンスリーカレンダーだけのスリム仕様。「デイリースケッチノート」と一緒にセットしてもスッキリと収まる。この「スケッチノート」に「デイリースケッチノート」と「MONTHLY DIARY “THIN“」そしてお気に入りのペンをセットして、あとはスマホがあれば、大方の仕事はこなせてしまうことだろう。
*関連リンク
TOUCH & FLOW
スケッチノート