赤倉温泉とは
赤倉温泉は新潟県妙高市にある温泉で、妙高高原温泉郷を代表する温泉地であり、上越地方を代表する温泉地でもあります。近年では温泉ソムリエの発祥の地としても知られています。冬はスキーリゾートとして有名ですが温泉地の歴史は古く、江戸時代から続く歴史と伝統を誇ります。近代に入って、多くの文人墨客に愛されて来ました。今回は上越地方を代表する温泉地、赤倉温泉を紹介します。
赤倉温泉の源泉、泉質
赤倉温泉の源泉は妙高山の山中、北地獄谷と呼ばれる場所にあり、温泉街まで引湯されています。泉質は主に硫酸塩泉ですが、炭酸水素塩泉の性質も併せ持ちます。さらに硫黄分を含み、硫黄独特の湯の花も舞う温泉で、実に含蓄のある味わい深い泉質です。
温泉街の上部に大きく立派な「足湯公園」があり、無料で開放されていますが、夕方には終了します。足湯では、上記の特徴を持つ源泉が投入されており、足湯だけでも赤倉温泉の泉質の良さが十分に分かります。
赤倉温泉のおすすめ旅館
赤倉温泉を代表する宿と言えば、なんと言っても赤倉観光ホテルです。妙高市に隣接した上越市の金谷山スキー場が日本のスキー発祥の地ですが、赤倉温泉スキー場は、志賀高原や野沢温泉とともに、日本最古のスキーリゾートです。その中心の高台に堂々と佇む様子は、前ページ冒頭の写真で確認出来ます。高台にある分、源泉にも近く、泉質も最高。赤倉観光ホテルの詳細は「新赤倉温泉 赤倉観光ホテル」を参照して下さい。
赤倉観光ホテルは素晴らしい宿ですが、厳密に言えば新赤倉地区ですし、高級宿なので敷居が高いのも事実。古くからの赤倉温泉街でお勧めの宿は「清風荘」です。各種口コミでも圧倒的に支持されており、断然高評価の赤倉観光ホテルに迫る評価を得ている宿です。
赤倉温泉の日帰り入浴施設
赤倉温泉の日帰り入浴施設は、温泉街の一番上にある公共の野天風呂「滝の湯」。妙高山の山中から源泉が引湯されて来るので、温泉街では「滝の湯」が源泉に最も近い温泉施設だと言えます。それだけに、赤倉温泉の泉質の良さを十分に味わえます。
赤倉温泉の観光地
赤倉温泉の観光と言えば、冬は断然スキーです。また、妙高高原温泉郷には素晴らしい温泉が集まっているので、宿の下見を兼ねて温泉宿で日帰り入浴するのも、通年お勧めです。
妙高高原温泉郷最高所にある燕温泉には無料の露天風呂が二つあり、冬は雪で閉鎖されていますが、春から秋までは自由に入れるので、温泉宿巡りに加えて露天風呂巡りが出来ます。
観光スポットとしては、池の平に「いもり池」があり、晴れた日には妙高山を望む絶景です。上の写真は、いもり池から見た妙高山です。
杉ノ沢にある「苗名滝」も絶景で、紅葉の名所として知られています。また、緑豊かな「笹ヶ峰牧場」も紅葉の名所として知られますが、温泉街からは相当の距離があり、長い山道運転が必要です。