家族や友達と、楽しく語らいながら飲むのがギリシャ流

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ギリシャで最も飲まれるお酒はワイン

ギリシャのひとりあたりの年間アルコール消費量は10.75リットル。ヨーロッパ諸国のなかでは少なめです。もともと陽気な国民性なので、酔っ払うほど飲みまくるということはなく、家庭の食卓でくつろぎながら、また友達や親戚などと語らいながら楽しく過ごすという飲み方が多いです。

日本語の「乾杯!」のように、ギリシャ語では「ヤマス!」と言いながらグラスを上げますが、これは元々の「スティン・イギア・マス」という言葉が短くなったもので、お互いの健康を祈る意味合いがあります。飲み始める最初だけでなく、会話を楽しみながら、何度も「ヤマス!」とグラスを上げます。

最も飲まれるお酒がワインで48%、ビールが28%、その他、ウィスキー、ウゾなどが24%です。

ギリシャを訪れたら固有品種のワインを

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ギリシャには固有品種の味わい深いワインがたくさん

ギリシャでアルコール類の消費量として一番多いワイン。レストランやタベルナでもよく飲まれ、家庭でも日常的に食卓に上る身近なお酒でしょう。

ギリシャは世界で最も古いワイン生産国のひとつです。数千年前の古代の頃からブドウを栽培し、ワインを愛飲してきました。地中海性気候はブドウの栽培にも適しており、国際的な品種も栽培されていますが、ギリシャの固有品種もたくさんあります。現在、数多くのワイナリーで優れたワインが生産されており、国際的なワインコンクールで上位にランクインするものも増えています。

おすすめの固有品種、白ワインでは、特にサントリーニ島での栽培が有名なアシルティコ、主にペロポネソス地方で栽培されるモスコフィレロ、ハルキディキやアティカ周辺などで栽培されるマラグジアなどが、特に国際的な評価が高まっています。ギリシャのオンシーズンの夏、フィッシュタベルナで美味しい海の幸とともにキリッと冷えた白ワインをぜひ試してみてください。

赤ワインも味わい深いものが多いです。固有品種としては、ペロポネソス地方ネメアでの栽培が盛んなアギオルギティコ、マケドニア地方ナウサで多く栽培されているクシノマヴロ、ペロポネソス地方パトラなどで栽培されるマヴロダフニなどが最も有名です。ギリシャの肉料理やハードチーズなどと共に楽しんでみてください。

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サントリーニ島の有名なデザートワイン、ヴィンサント

デザートワインとしては、サモス島のアンテミスや、サントリーニ島のヴィンサントが有名です。他にも甘くて美味しいデザートワインが豊富にあります。

街中にある酒屋(カヴァ)では、相談するとおすすめをいろいろ教えてくれますので、お土産に購入するのもいいと思います。

ちなみに土産物店などで見かけることの多いレツィーナワインは白ワインに松脂の風味が付けられているもの。これはミノア文明発祥ということもあり、一昔前はこれがギリシャの代表的なワインと認識されていました。しかし安くて品質の低いワインに松脂の風味をつけているものも多かったので、今日のギリシャではあまり飲まれていません。ただ最近は若い世代による品質管理を徹底したワイナリーも増え、クオリティの高いレツィーナワインも出回っています。

ギリシャのお酒として有名なウゾ

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ギリシャのお酒として最も有名なウゾ。無色透明な液体が水を入れると白く濁る

ウゾは40度前後とアルコール度数の高い蒸留酒を使用したもので、ギリシャのお酒として最も有名です。香草アニスの風味がつけられています。水割りやロックで飲むのが一般的で、水を入れると無色透明の液体が白く濁ります。ウゾとそれに合う小皿料理を出す店を「ウゼリ」といい、様々な種類のウゾ、美味しいオードブル的な料理を少量ずつ楽しめます。