男の夜遊び/男の夜遊び指南

「恵比寿」はなぜオトナ合コンNo.1スポットなのか?(2ページ目)

“オトナ合コン”を開催する際に、どのスポットを選ぶかは非常に重要ですが、東京都内でいえば、それは「恵比寿」です。銀座でも六本木でも西麻布でも、もちろん新宿でも渋谷でも池袋でもありません。では、なぜ恵比寿なのでしょうか。その理由について解説いたします。

山田 ゴメス

執筆者:山田 ゴメス

男の夜遊びガイド

アトレ&りんかい線が恵比寿の空気を変えた

私が事務所をかまえていた20年ほど前の恵比寿は、代官山まで歩いて行けるというお洒落な立地と、知る人ぞ知る的なハイセンスでこぢんまりとしたカフェっぽいお店が点在することくらいが取り柄の、まだ地元住民が幅を利かせる、のんびりとした街でした。

ところが、アトレが駅ビルとして進出し、埼京線(りんかい線)が恵比寿駅に停車するようになってきたころから様相は変わり始めてきます。従来あった隠れ家的なお店に上塗りするかのごとく“あからさまにお洒落なお店”が大量進出してきたのです。

80~90点のお店が多いからこそ、恵比寿はオトナ合コン向き

昨今、あくまで個人的な印象ですが、恵比寿で“とっておきのお店”を見つけるのは、なかなか難しいように思います。少なくとも私は、100点満点中80点や90点クラスのお店しか知りません。120点のお店は、むしろ中目黒や目黒や三軒茶屋といった、恵比寿からちょっとズレたスポットでひっそりと息の長い商いをしているのです。

でも、このようなお店は、もはや「あからさま」、言い方を変えると「キャッチー」なお洒落さや、「その割には」のリーズナブル感を売りとするお店がせめぎ合う恵比寿では、ときに埋もれ潰されてしまう危険性も多々あったりします。

ただ、合コンに“120点のお店”が、かならずしも向いているとは限りません。私なら、そういう“とっておきのお店”は、あくまで自分だけの最終兵器にしておきたいし、あまりバカ騒ぎしすぎてお店の人にうっとおしがられるのも嫌なので、合コンで狙いをつけた女子とタイマンのデートにこぎつけたときに使います。

オトナ合コン2

開催場所選びもオトナ合コンの重要な要素


同時に、雰囲気が良すぎるお店は、ときに「敷居の高さ→緊張感」にもつながりますので、最後まで参加メンバー全員が打ち解けないまま、「料理、美味しかったね」「じゃあさようなら」なんてケースに陥ることも充分にあり得ます。

なので、先ほども申しましたとおり、「キャッチー」なお洒落さや、「その割には」のリーズナブル感を売りとするお店がひしめき合う街・恵比寿で、星の数ほどある80点や90点クラスのお店を探すのが、オトナ合コン勝利への早道だということです。


……以上のことや二回目のコラムで書いたことを踏まえ、次回こそ私、山田ゴメスが「大人の合コンの開催場所」としてイチ押ししたい恵比寿のお店をいくつがご紹介いたしましょう。

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