アテネを5つのエリアに分けて紹介

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シンタグマ広場に面する国会議事堂

首都アテネとその周辺にはギリシャの人口の約3分の1が集中、350万人以上が居住する大都市です。パルテノン神殿がそびえるアクロポリスをはじめとした古代遺跡は街中に点在しています。国立考古学博物館や新アクロポリス博物館をはじめ、必見の博物館もたくさんあります。見所は多くあり、どこから観光すればいいのかと考えることでしょう。そこで旅行者がぜひ訪れるべきアテネの観光スポットを、わかりやすく5つのエリアに分けてご紹介していきます。

1、観光の拠点、シンタグマ広場周辺
2、ランドマーク、アクロポリスとその周辺
3、古い街並みが遺るプラカ地区
4、リカヴィトスの丘と南麓コロナキ地区
5、国立考古学博物館と中央市場周辺

アテネ観光の拠点、シンタグマ広場周辺

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曲線の階段が優美な国立図書館

都心シンタグマ広場周辺には、高級ホテルから若者向けのユースホステル、レストラン、タベルナ、カフェ、ショッピングストリートなどが密集しており、旅行者なら誰もが立ち寄るスポットです。広場の向いには元王宮の建物を使用する国会議事堂が建っています。その前には無名戦士の墓があり、民族衣装がモチーフの制服を着た衛兵に守られています。この衛兵の交替式は観光客に人気です。

シンタグマ広場の南側には、緑豊かな国立庭園、列柱が美しい建築のザピオン国際展示場、第1回近代オリンピックが開催されたパナティナイコ・スタジアム、ローマ時代、2世紀に建設されたアドリアヌス門などの見所があります。

シンタグマ広場の北側、パネミスティミウ通りは大学通りの意味で、アカデミックな雰囲気に溢れています。ギリシャ学術院(アカデミア)、アテネ大学、国立図書館と3つの壮麗な建物が並び建ちます。どれも学問の殿堂と呼ぶにふさわしい存在感のある建物です。

このエリアの詳しい紹介は、アテネ観光の拠点、シンタグマ広場周辺の記事をお読みください。

アテネのランドマーク、アクロポリスとその周辺の見所

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新アクロポリス博物館のパルテノンギャラリー 

アテネのランドマークはなんといっても世界遺産のアクロポリス。黄金比の完璧な美しさで佇むパルテノン神殿をはじめとした遺跡群です。アクロポリスの入場チケットはアテネ市内の他の遺跡や博物館との共通チケット(12ユーロ)になっているので、アテネ観光はアクロポリスから始めるのがおすすめ。パルテノン神殿の他にも貴重な建造物が立ち並びます。

アクロポリスの丘の麓には、ギリシャ最古の遺跡の劇場ディオニソス劇場や、遺跡でありながら今でも夏季の芸術祭のメイン会場となるイロド・アティコス音楽堂などがあります。

新アクロポリス博物館も欠かせません。2009年6月にオープン。著名建築家によるモダンなデザインで、アクリルガラスの床の下に遺跡が広がります。以前アクロポリスの丘にあった小さな博物館に比べ、約10倍の展示面積になりました。特に必見なのは、アクロポリスのエレクティオン神殿の女性像のオリジナルや、パルテノン神殿の大理石のレリーフが展示されるパルテノン・ギャラリーです。

このエリアの詳しい紹介は、アテネのランドマーク、アクロポリスとその周辺の記事をお読みください。

古い街並みが遺るプラカ地区

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アクロポリス、プラカ地区などを通り抜ける汽車の形をしたバス、Athens Happy Trainは観光客に人気

アクロポリスの麓に広がり、歴史的な街並みが特別保存地域に指定されているプラカ地区は観光客に人気のエリアです。迷路のような細い路地や古い家並みが興味深く、散歩が楽しい地区です。

賑わいを見せるモナスティラキ広場、アテネで最も格式の高いミトロポレオス大聖堂、民芸博物館なども見所です。老舗タベルナ、カフェ、土産物店などが軒を連ねます。

ケラミコスの遺跡と博物館、古代アゴラ(ヘファイストス神殿、アタロスの柱廊博物館)、ローマン・アゴラ、アドリアヌスの図書館など、アクロポリスとの共通チケットで入場できる遺跡や博物館が点在しています。

このエリアの詳しい紹介は、アテネの古い街並みが遺る、散歩が楽しいプラカ地区の記事をお読みください。

リカヴィトスの丘と南麓コロナキ地区

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リカヴィトスの丘(左)とアクロポリスの丘

アテネ中心部で最も高い丘がリカヴィトスです。頂上には真っ白なアギオス・ヨルギオス教会や、アテネ市街を一望できる見晴台、レストラン、カフェなどがあります。東側にはリカヴィトス劇場があります。徒歩で登っていくこともできますが、かなり急勾配です。丘の麓にケーブルカー乗り場があり、数分で頂上に行くことができます。夜も運行しているので、ライトアップされたアクロポリスなど、アテネの素晴らしい夜景も楽しめます。

リカヴィトスの丘の南麓に広がるコロナキ地区はブランドショップや皮革製品の店、高級デリカテッセンなどが立ち並び、ウィンドーショッピングには最適なエリアです。べナキ博物館、ビザンティン&クリスチャン博物館、キクラデス博物館など、見応えのある中規模な博物館も点在しています。おしゃれなカフェもたくさんあるので、博物館巡りの際に一休みするのもいいでしょう。

このエリアの詳しい紹介は、アテネで最も高いリカヴィトスの丘と南麓コロナキ地区の記事をお読みください。

必見、国立考古学博物館と中央市場周辺

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アフロディテとパンとエロスの像(国立考古学博物館)

先史時代から後期ローマ時代まで、クレタ島以外のギリシャ全土の貴重な出土品が集結している国立考古学博物館は必見の見所。アテネ市内の他の遺跡や博物館からは少し離れているので、後回しになりがちですが、「黄金のマスク」、「馬に乗る少年」など、歴史や美術の教科書に載っている有名作品がずらっと並んでいます。インパクトのある作品が多いので、ぜひおすすめです。

また現地のありとあらゆる食材がぎっしりと並べられている中央市場も旅行者には興味深い場所です。市場の周辺にもオリーブやハチミツ、ハーブなど多くの食の専門店があり、美味しい食材が安く入手できます。

このエリアの詳しい紹介は、アテネで必見の観光地、国立考古学博物館と中央市場の記事をお読みください。

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