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【ミニ名作椅子を作る】ElbowChair エルボーチェア(3)(2ページ目)

【石川 尚のデザインワークショップ】世界の名作椅子をオリジナルを忠実に1/6のサイズでハンドメイドします。前回は旋盤や成型治具(じぐ)を使って椅子の各部品のベース製作。今回は、部品ベースから「貫(ぬき)」と「肘(ひじ)」を作り始めます。

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

治具で製作につくるElbow Chairの貫

貫を正確に製作する為の治具製作からはじめます。
まず、部品図の貫部分を切り取り、治具用の板(MDF)に張ります。

図面を板に貼る画像undefined

図面を板に貼る画像 ●クリックすると拡大します


あらかじめ板に上下左右90°に交差する線を引き、貫図面をその線に合わせて貼ります。


次に貫の外線に沿って糸鋸で切り抜きます。

貫を切り抜く画像

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この切抜きが小さめでも大きめでもよろしくないですが、しいていえば多少大きめの方が良いですね。

この抜き取った貫の型に合わせて貫の部材を加工します。

まず、部材はサイズはバラバラなので各々の長さを合わせます。

調整前の部材を合わせた画像

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調整前の部材を合わせた画像2

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次に合わさる内側をサンドペーパーで削り、型にはまるようにします。

貫部材を削っている画像undefined

貫部材を削っている画像 ●クリックすると拡大します


整えた貫の画像

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調整を終えたら実際に貫型にはめてみます。

型にぴったりとはめた貫の画像

型にぴったりとはめた貫の画像 ●クリックすると拡大します


合わせ部分に接着剤(水性ボンド)を塗って型にはめ、各々のエンドをクリップで固定します。
貼り合わせた貫部材をクリップで固定した画像

貼り合わせた貫部材をクリップで固定した画像 ●クリックすると拡大します


この状態で一日置き、接着剤を乾燥させます。
結合した貫部材の詳細加工は後日にします。

次のページでは「肘」に移ります


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