ツボ・経絡/腰痛・足の痛みに効くツボ

ランナーの大敵、腸脛靭帯炎をツボで予防する(2ページ目)

ランニングを趣味にされている方は近年増加する傾向にありますが、多くの方が悩む障害に腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)、いわゆるランナーズニーがあります。今回は皆様が快適なランニングライフを楽しめるよう、ランナーズニーの原因とツボによる対処法をお伝えしていきます。

山木 伸允

執筆者:山木 伸允

鍼灸マッサージ師 / 鍼灸療法・ツボガイド

症状の軽減と予防に役立つツボ

このように、環境的な要因と身体的な要因がランナーズニーを発生させる原因となりますので、予防と症状軽減には双方へのアプローチが必要となります。では、こうした基礎知識を踏まえ、症状を軽減するために効果的なツボを紹介していきます。

  • 髀関(ひかん)
膝の痛みを軽減する効果を持つ髀関

膝の痛みを軽減する効果を持つ髀関

腰骨のでっぱりの直下で筋肉がややくぼんでいるように感じるところにあります。テニスボールなどを床に置き、その上に横向きに寝て髀関に当てるようにするとセルフマッサージが可能です。心地よく感じる程度に体重をかけることがポイントです。

  • 環跳(かんちょう)
  • かたくなったおしりの筋肉をほぐす効果がある環跳

    かたくなったおしりの筋肉をほぐす効果がある環跳

ふとももの付け根の外側部の骨の隆起である大転子と、おしりの中心を水平に結び3分割し、その外側三分の一のところでややくぼんでいるように感じるところに存在します。環跳も髀関と同様にテニスボールなどを床に置き、その上に座るようにするとセルフマッサージが可能です。


こうしたツボへのアプローチとあわせてストレッチングやエクササイズなども行うとさらに効果的だと考えられます。ぜひお試しください。

 

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