個室での合コンのほうが盛り上がる?
自己紹介タイムだとか王様ゲームだとかをやりたくてたまらないあなたたちなら、たしかに個室は有効でしょう。しかし、私の経験上から言わせていただくと、そこそこな値段の個室があるお店で、唸るほど美味しい食事や酒が出てきたためしはありません。雰囲気の良さだけを突出させた、個室ゆえに店員の目も行き届かない、今ひとつ残念なお店がほとんどです。それよりは、個室をつくるための広い坪面積に支払う家賃を食材やサービスなどに回し、客の状態を常に見渡すことができるこぢんまりとしたお店のほうが、アダルトなひとときをすごせるはず。また、良い意味での(他の客による)衆人環視作用が働き、羽目を外しすぎる危険性が少なくなるのもメリットです。
あと、もう一つだけ付け加えさせてください。
「~ダイニング」といった店名には要注意!
この手のお店はたいがいが、無国籍風の、いわゆる「美味しければなんでもあり」的な料理を売りにしているのですが、「こだわりを無くす」という姿勢が結果として、なにもかもを中途半端に終始させてしまうケースが多いものです。「やきとん」でも「もんじゃ焼き」でもかまいませんので、売りの料理に特化しているお店のほうが、最低でも“味”の面で失敗する確率はぐんと抑えることができると思われます。
合コンを開催するにあたってコスパを考えること自体は間違っちゃいません。むしろ「大正解」だと言えましょう。ただ、「コスパがいい=支払額が安い」と勘違いしている人は、わりと多いのではないでしょうか? 「コスパのいい店」とは、「価格に見合った、もしくは価格以上の美味しい料理やお酒、サービスを提供してくれる店」のことなのです。
キレイ事だけではなく、そういうお店のほうが、万一合コン相手のメンバーがしょぼくても「今日は美味しいモノが食えたし、まあいっか」と諦めもつきますからね。
ゴメス流「オトナ合コンのお店選び三カ条」
- 飲み放題コースで節約するのは男子会で
- 「美味しいお店」は「保険」代わりにもなる
- 「~ダイニング」という店名にご用心!
以上のことを踏まえ、次回は私、山田ゴメスが「大人の合コンの開催場所」としてイチ押ししたいお店をいくつがご紹介いたしましょう。