鼠先輩、六本木の夜をかく語りき。

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今日も、六本木のどこかで、鼠先輩が「ポッポポポポポ~♪」と歌っている。いや、実際に見たわけでははないが、いつからか、このキヤッチーなフレーズが頭の中を支配するようになったのだ。
テレビ画面に登場するや「両腕に時計をしているのはバランス感覚です」、紅白出場を聞かれ「紅組でも白組でもどちらでもいい」「大晦日で無くても構いません」。このキャラ、いったいどこまで本気? と見る者に最高の勘違いをさせるムード歌謡歌手。パンチパーマに純白のスーツ、両腕には量販店で買ったバッタモノの時計……凶暴凶悪なアイデアで芸能界を席巻する鼠先輩と六本木の関係について語ってもらった。

今明かされる、鼠先輩の上京物語

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ーーデビュー曲『六本木~GIROPPON~』のオリコン演歌・歌謡曲ランキング初登場1位獲得、おめでとうございます。

鼠先輩 ありがとうございます。

ーーなんでも岡山出身の35才、ということで。歌詞に出る岡山の名産"きびだんご"もそこからきているんですね。

鼠先輩 そう、『六本木~GIROPPON~』は僕の実話に基づいた歌なんです。当時、アルバイトである大地主さんの屋敷で草刈りの仕事をしているとき、その家のお嬢さんに恋をしちゃったと。で、お嬢さんが東京の音大に通う為に上京すると聞いて、それを追って後で僕も上京しました。だからストーカーの話なんですよね。

ーーワハハハ! 頼まれてもないのに着いて来ちゃったという。で、そのお嬢さんとはどんな関係だったんですか。

鼠先輩 岡山では1年くらい付き合ってましたよ。もちろんポッポ(セッ●ス)もしています。でも、彼女のお父さんには反対されてましたよね。僕は中卒で貧乏団地の出身、方や大地主のお嬢さん。最後まで認めて貰えなかったですね(しみじみと)。

ーー別れた後はストーカーとなり上京した、と。で、彼女は見つかったんですか。

鼠先輩 一度も会えなかった。特に行く宛があるわけではなかったので、何となく東京に来ちゃった感じですね。でも、生きるには働かなきゃいけない。幼い頃から好きだった歌手を目指した時期もありましたし、諦めた時期もある。夢を追いながら居酒屋やスナックで働くことの繰り返しでしたね。

「六本木 ~GIROPPON~」を生み出した六本木体験

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ーー生きるのに精一杯で彼女どころではなかったと(笑)。では、初めて六本木に来たのはいつですか。

鼠先輩 そのお嬢さんを追って来たのが初めてですね。彼女が音大を卒業して、六本木のクラブでピアノを弾いているという噂を聞きつけて。どこのお店にいるかも分からなかったですけど、六本木の夜をフラフラ彷徨ってました。でも当時はお金がなかったので安い居酒屋に行くのが精一杯だった。まあ、会えるわけないですよね(笑)。

ーーこうして紅白出場が噂されるまでに成功した今なら高級クラブにも行けるのかと。

鼠先輩 (ニヤリとして)ストーカーと言っても、巨乳や太ももなど目先の欲望に弱い聞き分けのいいストーカーだから。奇麗なオネエちゃんがいるような高級クラブにはよく連れて行かれますけど、まあ、お酒を飲んでフツーに話をする、そんな程度で。ぶっちゃけあまり好きじゃないんですよ。女は好き、お酒も好きなんだけど、キャバクラ的な場が苦手。何か、女のコが振ってきた話にいちいち答えなきゃいけないでしょ。お金を払って飲みに来ているのに笑わせるのも変だし、かといって酒の席でマジメに語るのもオカシイし。で、結局はポッポ(セックス)させてくされない、と。ここで生まれたのがカップリング曲の『水掛け論』です。ウソ偽り無くすべてさらけだしています。

次のページでは鼠先輩の夜遊び論を徹底究明します!