新築は小規模中心、
スカイツリー効果で価格は上昇傾向?
街中で見かけて建築現場はいずれも規模のあまり大きくないものばかり。工場移転などで大きな土地が生まれない限り、大規模物件は難しいかもしれない
新築マンションでは100戸以下の規模の小さな物件が中心。まとまった用地がないためで、その傾向は今後も続くはず。そのためもあり、専有面積70平米超の広めの物件も少なく、どちらかといえば利便性重視のシングル、カップル向きといった間取りがメインになります。子どものいるファミリーの場合は環境面でのチェック、熟慮が必要かもしれません。
押上の東京スカイツリー建設現場は歩いてもいけるほどの距離で、街のあちこちから見ることができる。今の段階でこれだけ見えるのだから、完成の暁にはほとんどどこからでも見えることになりそうだ
価格は60平米~70平米で4000万円後半から5000万円というところ。利便性を反映してやや高めの設定になっています。今後、お隣押上で東京スカイツリーが完成、話題になればさらにアップすることもあり得ます。ただ、観光名所ができたからといって、住み心地がアップするわけではありませんので、そのあたりは冷静な判断が大事だろうと思います。
築30年くらいまでの物件が目につく中古マンション市場。ただし、中古ではあまり広い物件は期待できない
中古マンションは築数年から30年までと築年数の幅がありますが、中心となっているのは70平米以下。60平米で3500万円~4000万円というところでしょうか。再開発で話題になったタワーマンションもそろそろ市場に出てきていますが、価格は5000万円超でかなり高額です。
駅周辺で遊びも買い物も飲食もすべて楽しめる街、錦糸町。便利さを最優先する忙しい人にはお勧めだ
賃貸ではシングル、カップル向きの物件が豊富なエリアで、予算はワンルームマンションが7万円~、2DKマンションが11万円前後が目安。夜遅くなっても食事ができる街ですから、忙しいシングル、カップルには住みやすいはずです。