テレビ界の先頭を突き進む“毒舌”
従来の毒舌タレントといえば、内容のある批判というよりも、ただただ勢いよくまくしたてるのが専門でした。そうやって番組内に波風を立てるというか、アクセントを付ける役割を担っていて、それはそれでバラエティに必要な存在ではあります。
しかしご存知のとおり、上記の3名は従来の毒舌タレントとは一線を画し、それぞれ冠番組を複数かかえるなど、テレビ界の先頭を突き進んでます。とはいえ、そこへ至るまでにはバラエティーでのひな壇要員や、コメンテーターをかなり経験していました。その位置からメインMCへランクアップするのは、なかなか簡単な道のりではなかった筈です。
並の毒舌タレントとは一味ちがう
時系列で見ると、最初にブレイクを果たしたのが有吉弘行で、続いてマツコ、坂上の順で冠番組を持っています。有吉の番組が好評だったので、傾向が似ていると思われた2人にもオファーが来たのは間違いないところでしょうが、そうした流れでスタートした番組のほとんどが、短命に終わることなく順調に続いているのは、やはり視聴者を引き付ける共通の魅力があるからでしょう。では、毒舌ビッグ3と他の毒舌タレントとの違いはどこにあったのか? それは自分達の偏り具合を理解したうえで、自分の意見を表明しているかどうかだと思います。