鎌倉・江ノ島の観光・旅行/鎌倉・江ノ島の観光スポット&モデルコース

江ノ電"プチ旅"の魅力と沿線オススメ撮影スポット(3ページ目)

「鎌倉駅」~「藤沢駅」の間、約10kmを35分で結ぶミニ私鉄"江ノ電"は、地元の人々や鎌倉・江ノ島観光の足として活躍するほか、江ノ電それ自体も大変人気があります。今回は、そんな江ノ電の魅力や、江ノ電の沿線風景の中で、とくにオススメの撮影スポットなどをご紹介します。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド


こんな所にも江ノ電が!

さて、江ノ電の"プチ旅"、最後にご紹介するのは、意外な場所で出会える現役を退いた江ノ電の車両。

まずは、「由比ヶ浜駅」をおりて海側に進み、「鎌倉海浜公園」を目指します。ここにかつて「タンコロ」の愛称で親しまれた江ノ電の車両が保存されています。

由比ヶ浜の「鎌倉海浜公園」に保存されている「タンコロ」

由比ヶ浜の「鎌倉海浜公園」に保存されている「タンコロ」


「タンコロ」というのは、2両編成の連接車が中心となった後も、単車として活躍したことから付いた、江ノ電100形車両の愛称。

昭和6年から昭和55年まで、約50年間にわたり活躍し、引退後、江ノ電ファンクラブの尽力で鎌倉市に寄贈され、現在地で保存されることになりました。

「タンコロ」はもう一両、江ノ電の極楽寺車庫にも保存されており、こちらは動態保存。毎年行われる「タンコロまつり」のときに公開されます。

次は「江ノ島駅」をおりて、商店街に向かって歩いていきます。すると、なんと和菓子屋さんの店先に江ノ電が!

和菓子屋「扇屋」さんの店先に展示された江ノ電

和菓子屋「扇屋」さんの店先に展示された江ノ電


このお店は、江ノ島名物のお菓子「江ノ電もなか」で有名な和菓子屋「扇屋」さん。店先に展示された江ノ電は、平成2年3月に現役を引退した車両の前面部を譲り受けて展示しているのだそうです。

お得な切符情報

観光の場合、1日に何度も電車を乗りおりすることがありますが、このようなときに力を発揮するのが、その日のうちなら何度でも乗りおり自由なフリー切符。江ノ電では、一日乗車券『のりおりくん』を発売しています。

江ノ電一日乗車券『のりおりくん』

江ノ電一日乗車券『のりおりくん』


<DATA>
■江ノ電一日乗車券『のりおりくん』
切符を購入した当日に限り、沿線各駅で何回でも乗り降り自由。提携する観光施設、飲食店、宿泊施設などの割引サービスもあり。
価格:おとな 600円 こども 300円

江ノ島電鉄ホームページ → https://www.enoden.co.jp/tourism/ticket/noriorikun/
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます