目指せ、自炊生活!
料理初心者の自炊挑戦でよくある悩みが「料理をしなきゃ。でも、時間もないし、慣れないから上手くいかない」。でも、最初から上手くにいかないのは当たり前のこと。自己嫌悪になったり、苛々したりする必要はありません。大事なのはできることから始めて、きちんと続けていくことです。■栄養のバランスを意識しよう
まずは自炊をほとんどしない人へのファーストステップ。日頃から自分が食べているものを意識して、選び方や注文の仕方、食べ方に気をつけてみましょう。
例えば、お腹が空いていると、つい選んでしまいがちなラーメンやうどん、丼物などの炭水化物中心のメニュー。手軽に食べられ、満腹感も得られますが、ビタミンやミネラルなどが不足する一方で、カロリーはオーバー。また、外食での一人前は性別や年齢に関係なく、誰にでも満足感を持ってもらうため、多めに盛られていたり、味つけも濃い傾向にあります。
栄養バランスが良い食事と言われても、何をどんなふうに食べたらいいのかわからないのなら、赤・緑・黄・黒・白の5色の食べ物を意識してみて。例えば、赤はトマト・にんじん・肉……、緑はほうれん草・ピーマン・キャベツ……、黄はかぼちゃ・コーン・卵……、黒はしいたけ・わかめ・黒ゴマ……、白は大根・豆腐・米……。外食やコンビニ弁当で好きなものだけを選んでいると、赤(肉)と白(ご飯・麺)が多くなりがち。意識して緑・黄・黒の食材も取り入れるようにしましょう。
■ご飯だけは自宅で炊いてみよう
「自炊をしたい。でも、続かない」なら、まずご飯を炊くことから始めてみましょう
最初はこれ以上無理しない。あとは野菜が多めのお惣菜を2種類ほど買ってきて、インスタントのお味噌汁でもつければ、しっかりご飯になります。これだけでも、食事に対する意識やお金に大きな違いが出てくるはずです。
■ご飯に合う一品だけ作ってみよう
ご飯を炊くのにも慣れ、キッチンに立つことが苦でないようならば、次は一品だけ作ってみましょう。といっても、難しいものを作る必要はありません。例えば、スープやお味噌汁など。煮込み系の料理は作り置きができて、温めなおせば何食かに分けて食べられますし、場合によっては時間が経った方が美味しくなることも。
■まずは週末だけ、慣れたら作り置きしてみよう
仕事のある日は時間に余裕がなくて難しいのなら、休日だけ自炊というのもおすすめ。週に1、2度だけでは食材が無駄になりやすいという心配もありますが、一人分の小さめのパックを買うようにしたり、缶詰や冷凍食品など長期保存の効くものを使うと無駄が減ります。また、あえて多めに用意することで、残った食材や余った料理などを冷凍しておけば、平日も短時間で手作りのご飯が用意しやすくなり、自炊率アップが目指せますよ。