Windowsタブレットの種類とその傾向
Windowsタブレットは画面サイズ別に大きく機能が異なっています。まず最も大きな12インチサイズのものは、その多くが通常のノートパソコンと同じ部品が使われ、高い性能を誇ります。その反面バッテリーも大きいものが必要となり、大きな画面とあいまって重量が重い製品がほとんどです。
最大クラスのDELL XPS12は比較のNEXUS 7と比べると、その大きさは歴然
また、パソコンとしての利用でも問題ない画面サイズなので、専用のドッキングステーションやキーボード等を接続することでデスクトップパソコンやノートパソコンになるものもあります。
このように画面分離型のパソコンスタイルのものもある
他にも折りたたまれたキーボードと一体型のコンバーチブル型や、画面がぐるりと回転する製品など、最も多様性に富み、かつ選択肢も豊富なのがこの画面サイズの製品でしょう。
画面が回転してノートパソコンとタブレットを行き来するDELL XPS12
それに対し、純タブレットとして考えられているのが、8インチ程度の画面を持つ製品です。持ち運びが容易で価格も安いのですが、CPUも超省電力のものが使われています。また、メモリ容量等も拡張できない製品が多く、パソコンとしての性能は制限されています。
片手で収まるのがこのサイズの製品
ただしこの画面サイズの製品は、Windowsライセンスの関係でOfficeが格安でバンドルされており、安価にビジネスパソコンとして使うことが可能です。ほとんどの製品はマイクロHDMI経由でモニタと接続できますし、BlueTooth接続のキーボードやモニタと組み合わせると立派なパソコンに早変わりします。
キーボードと組み合わせれば立派なWindowsPCに
その中間に位置するのが10インチ程度の画面を持つ製品です。CPUもいずれかのものが使われていたり、8インチの製品のように純タブレットとして作られたものや、12インチの製品のようにハイブリッドや専用周辺機器と組み合わせることでパソコンとなるものもあります。
12インチ、8インチと比べバランスがちょうど良い