夜景・イルミネーション/東京のおすすめ夜景・イルミネーション

東京で楽しめる!歴史を感じる紅葉ライトアップの穴場

日本の伝統文化と、秋の景色を気ままに楽しみたい方におすすめの、紅葉ライトアップイベントのご紹介です。街中に灯路が並ぶ「高幡不動萬燈会・たかはたもみじ灯路」、多摩地域の夜景も一望できる「京王百草園」、建築物も見学できる「江戸東京たてもの園」の3か所。都内にいながら旅行気分を味わえます。カメラを片手に出かけてみましょう!

執筆者:厚東 宏枝

高幡不動 「萬燈会・たかはたもみじ灯路」

高幡不動尊の五重塔

高幡不動尊の五重塔 

2015年11月22日(日)、23日(月・祝)に東京都日野市の高幡不動尊と参道周辺で「萬燈会(まんどうえ)・たかはたもみじ灯路」が開催されます。

高幡不動尊は、関東三大不動の1つとして古くから親しまれ、新選組・土方歳三の菩提寺としても知られています。不動堂や仁王門の建造物や、不動三尊像・大日如来像など佛像は重要文化財にも指定されています。
高幡不動尊undefined萬燈会

沢山の光を灯す歴史ある仏教行事


境内はとても広く、自然も豊かでアジサイや紅葉の時期には、特に多くの人が訪れます。多摩丘陵へのハイキングコースの入り口ともなっており、一日かけて楽しむのもオススメです。

高幡不動尊の萬燈会では、五重塔がライトアップされ、境内には、提灯や和ろうそく、池に浮かべる浮燈明が灯され、幻想的です。和ろうそくの光は、一般的なキャンドル(洋ろうそく)より炎が大きいのが特徴です。また、風で炎が消えては、灯す様子も、風情があります。

萬燈会(まんどうえ)とは、沢山の灯りを灯し、七難即滅・七福即生を祈り、先祖の菩提を弔う仏教行事で、奈良時代から行われているそうです。七難即滅・七福即生とは、風害、水害、火災、盗難などの7つの難を滅ぼし、寿命、有福、人望、愛敬などの7つの福を呼ぶという意味で、祈りの込められた美しい灯りには、深い思いや歴史の重みを感じます。

たかはたもみじ灯路

たかはたもみじ灯路

参道周辺の商店街では、「たかはたもみじ灯路」も行われ、小さな灯りが、通りを埋め尽くす様子は圧巻です。写真の撮影会も開催される予定で、カメラ好きの方にもオススメです。
灯篭の並べ方も工夫されている

紅葉と灯りの演出


写真は2013年の様子ですが、通りごとに、灯篭の並べ方も工夫されており、紅葉や落葉と灯りの演出もきれいでした。街灯は一部消灯され、灯篭の灯りをより引き立たせています。
約2400個の灯篭が飾られる

路面には落葉が飾られている


<DATA>
「高幡不動尊 萬燈会・たかはたもみじ灯路」
期間:2015年11月22日(日)、23日(月・祝)※雨天順延
時間:18:00~20:00
交通:京王線・多摩都市モノレール「高幡不動駅」下車

次のページでは、京王百草園の「竹灯篭と紅葉観賞の宵」をご紹介しています。

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