Tokyo Chocolate (トーキョーチョコレート)
トーキョーチョコレートのブースへ伺うのも毎年楽しみです。美しい新作ショコラはもちろんのこと、ユニークなメニューとデモンストレーションが楽しいのです。美しいチョコレート細工が蓋のようにあしらわれたこちらのデザート。何かというと?
なんと「Chocoloten(チョコロテン)」。チョコレートを練り込んだ寒天に抹茶オレを注いでいるのですが、こちらがさっぱりしていて美味しいんです。フランス人の皆さんも、興味津々なご様子でしたよ!
ところてんを作る天突き器で、チョコレートの寒天を丁寧に押しだして作るそうです。フランス人のお客さまからは「食べたことのない食感」「これが何かわからないけれど美味しい」など、色々なご感想があったそうです。
「Chocoloten(チョコロテン)」の日本販売予定は今のところありませんが、今年はバレンタインシーズンに、手描きのメッセージ付きの素敵なヌガーグラッセの実演販売が予定されています。楽しみですね。
初出店の日本ブランド
●アンリシャルパンティエ/クリストフ・フェルデールこちらのブースはピンクがハッピーなイメージ。いつも笑顔が弾けていました!
オリジナルボンボンショコラやタブレット、ショコラショーなどが販売され、人気を集めていましたが、私が気に入ってしまったのはこちら!
焼きたてでホカホカ。カリッとした表面、そして中はふわふわ。チョコレートが香り立つ幸せなフィナンシェでした。(いつか日本で販売していただきたいです!)
●ZERO(チョコレートショップ)
福岡から初出店されていたのが博多で1942年から続く人気チョコレート店によるブランド「ZERO」です。
親子三代で続けていらっしゃる地元で人気のチョコレート店。パリでは砂糖不使用で和素材を使用したボンボンショコラを中心に、販売されていました。
ほうじ茶、胡麻きなこ、日本酒、味噌、醤油。それぞれ福岡の素材を使用しています。
●LUPICIA
紅茶、緑茶の専門店「ルピシア」も出展。チョコレートのフレイバーティーを販売されていました。
いかがでしたでしょうか。サロン・デュ・ショコラ パリの広い会場には世界各国の人気チョコレートブランドのブースがぎっしり。そんな中で、日本のブランドのブースを見つけると、私は嬉しくなって、ショコラティエさんやスタッフのみなさんに駆け寄っていってしまいます。
会場ではショコラティエさんと気軽にお話できたり、パリで先行販売されるショコラに出会えるのも魅力ですよ。日本のショコラティエによるショコラのクオリティは、世界レベル。パリの会場へ実際に行くと、多くの人がショコラを通じて、和素材を楽しむだけにとどまらず、日本人の感性そのものに関心を持っているように感じます。