輸入車/注目の輸入車試乗レポート

輸入セダンの選び方 おすすめ車種をクラス別に紹介(5ページ目)

乗用車の基本形であるセダン。ミニバンやSUV人気でモデルが少なくなった国産に対し、海外ではドイツ勢を中心としバラエティ豊かにラインナップ。新たなCセグメントからハイエンドまで、クラス別に最新セダンのおすすめを紹介!

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

ラグジュアリークラスのセダンはSクラスが優勢

M・ベンツSクラス

M・ベンツの誇る“最新技術の数々”を備え、“最高の自動車”を目指したフラッグシップ、Sクラス。価格は1090万~2250万円、ハイパフォーマンスモデルのAMG(2410万~3200万円)をラインナップ

Eセグメントの上は、大型ラグジュアリークラスである。VIPニーズにも応えるエリアで、定番かつオススメはやはりメルセデス・ベンツSクラスだ。アウディA8やBMW7シリーズにも、それぞれのブランドがもつ個性がふんだんに散りばめられていて魅力的ではあるけれども、トータルで考えるとSクラス優位の情勢は崩れない。
テスラモデルS

シリコンバレー発のEVブランド、テスラが送り出すハッチバックEVセダンがモデルS。バッテリーは床下にモーターは後輪の間に配置。価格は823万~1081.8万円

Sクラスの牙城を落とす可能性を秘めているのは、むしろ、新興メーカー・テスラが提供するEV大型サルーン、モデルSだ。アメリカ西海岸の裕福な地域では、ドイツ勢よりもよく見かけるほどの人気。乗り味も別格で、社会との関わりを重視するというステータス性も高い。EVの欠点である航続距離の問題もクリアしており、台風の目になりそう。
ポルシェパナメーラ

ポルシェ初の4ドアグランツーリスモ、パナメーラ。ホイールベースを150mm延長し後席の快適性を高めたエグゼクティブや、プラグインハイブリッドなどもラインナップする。価格は1022.4万~2980.8万円

サルーンというよりも、スポーツカーと言っていいポルシェ・パナメーラなども、コンサバセダンに飽き飽きした人々から強い支持を受けている。リセールバリューも期待できるから、何らかの事情で4ドアを選ばなきゃいけないけれど、本当はスポーツカーに乗りたいという方には、魅力的な選択だ。
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