輸入車/注目の輸入車試乗レポート

輸入セダンの選び方 おすすめ車種をクラス別に紹介(4ページ目)

乗用車の基本形であるセダン。ミニバンやSUV人気でモデルが少なくなった国産に対し、海外ではドイツ勢を中心としバラエティ豊かにラインナップ。新たなCセグメントからハイエンドまで、クラス別に最新セダンのおすすめを紹介!

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

“高級”の領域、アッパーミドルはニーズに合わせ個性を

キャデラックCTS

ラグジュアリーブランド、キャデラックのプレミアムセダン。V字型フォルムや縦型ヘッドライトなど、斬新さと伝統を融合させた最新ブランドデザインを採用。価格は599万~699万円

Dセグメントと並んで、ヨーロッパでは人気のEセグメント。日本ではこのクラスから“高級”の領域、アッパーミドルクラスである。ここでも、本来はDセグメントと同じ理屈が成立するはず、なのだけれども、日本市場では、(タクシーとして使われている)ヨーロッパほどには一般的なクラスではないため、もう少しコンサバでスペシャルな志向が現れていると思う。

今、このクラスで最もオススメなのは、キャデラックCTSだ。Eセグメントとしては少し大きいが、それだけ高級サルーンとしての素質も高い。機能および性能的にはドイツ勢にまるで遜色なく、むしろ、押し出しの強さや高級感では上回っている。

M・ベンツEクラス

乗用車のグローバルスタンダードに位置づけられるM・ベンツEクラス。成層燃焼リーンバーンを用いた2Lエンジン、ハイブリッドやディーゼルなどもラインナップ。価格は599万~1152万円。ハイパフォーマンスモデルE63AMG(1537.7万~1830.8万円)も用意する

定番的にオススメできるのは、やはりメルセデス・ベンツEクラスやBMW5シリーズになるが、自分の使い方や重視するポイントを絞れば、もっと個性のある買物ができる。
BMW5シリーズグランツーリスモ

ロングドライブを得意とし、クーぺのエレガントさとハッチバックの利便性を兼ね備えたBMW5シリーズグランツーリスモ。7シリーズと同レベルの足元スペースをもつ。価格は763万~1230万円

アウディA7スポーツバック

優雅なファストバックスタイルをもつ“4ドアクーぺ”のアウディA7スポーツバック。ラゲージ容量はワゴン並みの最大1390Lに。価格は914万円、ハイパフォーマンスなS7(1259万円)とRS7(1615万円)もラインナップ

クライスラー300

クライスラーのフラッグシップ、300。アメリカンコンサーバティブなサルーンシルエットを継承しつつ、モダンなヘッドライトデザインを採り入れるなど洗練されたスタイリングに。価格は409.32万~671.76万円

たとえば、人をのせる機会が多く、運転も楽しみたいというなら、BMW5シリーズ グランツーリズモは最高だし、スポーツクーペのようなドライブフィールとルックスが欲しいというならアウディA7スポーツバックがいいだろう。コストパフォーマンスの高い正統派セダンが欲しいというなら、文句ナシにクライスラー300を奨める。
マセラティギブリ

ブランド初のミドルクラスセダンとなる、マセラティギブリ。ダイナミックでエレガントなクーペフォルムをもつ。インテリアはスポーティさや若々しさを強めている。価格は834万~1039万円

イタリアンエグゾチックの雄、マセラティから登場したニューモデルのギブリもまた、人とは違う選択肢として面白い。
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