ダラダラと一緒に楽しめる
自分の持っているゲームを、お友達におすそ分けできる、そんな新しいゲーム体験の共有です(イラスト 橋本モチチ)
ゲーム体験を共有するのは楽しいことです。そしてそれは色んな形があるはずです、友達の家に行って遊ぶのもそうでしょうし、オンライン対戦もそうでしょう、単純に今やっているゲームの進み具合を語り合うのだって、ゲーム体験の共有です。
通信の技術が発達して、コミュニケーションのツールが充実することで、ゲーム体験の共有方法も多様化してきています。ゲーム実況が盛んになっているのは象徴的ですし、ゲームについて語るにしても、TwitterやFacebookのようなSNSがあることで、直接会って話すのとは別の広がりが出ています。
PS4のシェアプレイは、そういったゲーム体験の共有の、新しい形の1つです。ローカルで遊ぶ状況を、オンラインで再現しています。そういう意味で、ゲーム体験の共有の方法としては、対戦や協力プレイが分かりやすいし、需要もあるんだと思うんですが、よりユニークなのは、どちらかがコントローラーを握ってプレイしているのを、もう1人が観ることができる、という機能の方かもしれません。なんというか、オンライン対戦で順位を競ったりするよりも、もっとダラダラと、ゲームをしながら時間を共有できる方法です。ダラダラ遊べるって、結構いいです、楽しいです。
オンラインでのマルチプレイが当たり前になって、ゲーム実況が盛んになって、SNSでゲームが語られ、そういうものがありふれたものになっていったように、シェアプレイのような機能も、当たり前になっていくと、ゲームの世界というものがより広がっていくように思います。ゲーム体験のシェアが多様化して、ゲームを色んなスタイルで楽しむことができるようになる、シェアプレイのような機能の登場は、大いに歓迎したいと思います。
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