「目の疲労」と「眼精疲労」は違うもの!?
目の痛みや目の疲れがひどくなってきたように感じたら要注意!
そういった言葉の違い以上に気をつけておきたいのは、「症状」についてです。眼精疲労の症状が出ているのに「そのうち治るだろう」と放置しておくと、悪化したりこじらせてしまったりと、治りにくい状態にしてしまう恐れがあります。
「目の疲労」はどんなもの?
「目の疲労」は「目が疲れたなぁ」「ちょっと目がショボショボするかな?」と感じた時、休息をとると回復できる場合を指します。普段より長い時間パソコンの画面を見て、仕事をしていた場合などに経験したことのある人もいるでしょう。仕事を終えて周囲に視線を移した時になんとなく見えにくく感じたり、目を閉じたい疲労感に襲われたり……。そんな中、帰宅途中に遠くを眺めていたら楽になってきたという経験はありませんか? また、マッサージ店でマッサージを受けたら目もスッキリ、視界が明るくなったというケースなども、一時的な「目の疲労」であったと言えます。
眼精疲労はどんなもの?
早めに眼科を受診することが必要なケースもあります
単なる目の疲労だと思い、様子を見てしまうことのないように、不調を感じたら早めに眼科での診察を受けることが必要になります。
眼精疲労の症状とは?
目の症状と全身の症状があります。このような症状はありませんか? もし当てはまるものがあれば、眼科を受診して適切な治療を受けることをおすすめいたします。1. 目の症状
□ 目の奥に痛みを感じる
□ 目がチカチカして、光がまぶしく感じる
□ 目が充血する
□ 涙目になる
□ 目がかすんだりぼやけたりする
□ 目がゴロゴロしたり乾いたりする
2. 全身の症状
□ ひどい肩こり・首こり
□ 頭痛、頭重感、めまい
□ 倦怠感
□ 気持ちが不安定になりイライラしがちに
□ 眠りが浅い、寝付けない
□ 吐き気がする
□ 集中力が低下している
思い込みが回復を遅らせることも
つらい症状は我慢せず、早めに医療機関を受診しましょう
「以前も似たような状態になったことがあるし、今回も様子をみていれば治っていくだろう」と、過去の状態と同様であると思い込んでしまうことは危険です。過去の状態と似ていたとしても、今ある症状が別の原因だった場合は、さらに悪化させてしまうこともあるかもしれません。
休息しても回復しないレベルまで症状をこじらせないためにも、軽い症状のうちに一度、眼科やかかりつけ医を訪れて安心材料を手に入れておくことも考えてみてはいかがでしょうか? 軽い症状のうちに回復させて、元気に生活を送りたいですよね。
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