四季折々の異なる表情を見せるプリトヴィッツェ
自然豊かなクロアチアのなかでも、ひときわその美しさが目立つプリトヴィッツェ湖群国立公園(以下プリトヴィッツェ、または公園)。訪れる時期、お天気によりその表情を様々に変えるプリトヴィッツェは何度足を運んでも楽しめるスポットです。花が咲き乱れる春、エメラルドグリーンの輝きが一層増す夏、紅葉に染まる秋、真っ白な雪に包まれる静かな冬……1年を通して四季折々の幻想的で美しい景観が私たちを迎えてくれます。今回はプリトヴィッツェの四季の特徴とベストシーズンについてお伝えします。春(3月末~5月)
長い冬が終わり、たくさんの花が咲き始める春
寒く長い冬が終わり、3月~4月頃になるとたくさんの花が咲き始めるプリトヴィッツェ。色鮮やかな花たちが咲き乱れ、美しい風景が広がりますが、この時期 は園内を流れる川が洪水状態になりこともしばしば……。春になり山中の雪が一気に溶け始め、雪どけ水が園内を流れる川に押し寄せるためです。遊歩道が冠水 し、場合によっては、散策できる箇所が制限されてしまうことも。この時期にプリトヴィッツェ観光を予定される方は、事前に公園の案内所に状況と観光可 能なルートを確認しておくことをおすすめします。また、通常通りに観光できる場合も、水量が増し水の勢いがかなり急になことが多いため、規定のルートに 沿って歩き、散策を楽しみましょう。
雪どけの時期以外にも、雨が降り続くと川の水が増し、洪水状態となることもしばしば。プリトヴィッツェへお越しの際は当日のお天気以外にも、過去1週間のお天気もチェックすると良いでしょう。
プリトヴィッツェ
夏(6月~9月中頃)
夏は川のせせらぎや滝の水しぶきが一層心地良い
夏はエメラルドグリーンの輝きも一層増す