繰り上げ返済を頑張り過ぎて教育費が足りない!どうする?

教育費の資金計画

教育費の資金計画

「1日も早く完済したい」これは、住宅ローンを返済中の人の共通の願いだと思います。そこで、頑張って繰り上げ返済に臨みます。

でも、繰り上げ返済を頑張ったのはいいけど、教育費がピークの時に手元資金が足りず、教育ローンを検討することに……「こんなはずでは無かった」となってしまった方はどうしたらいいのでしょうか。こういう方は、教育ローンを借りずに、住宅ローンの借換えで、教育費がまかなえることもあります。今回は、その相談実例を紹介しましょう。

44歳の会社員Aさん、会社同期の中で一番乗りの28歳で住宅を購入しました。ローンは35年。63歳完済の計画です。繰り上げ返済を頑張ったので、完済まであと13年。57歳時には完済できそうです。

住宅ローンを順調に返済し、何も問題がなさそうなAさん。でも、彼には悩みがありました。来年から私立高校に進学予定の子供の教育費がかさむのです。貯金がまったく無い訳ではありません。ただ、このままでは心もとないので、教育費の資金計画について、ご相談に来られました。そこで、現在の住宅ローン内容について、教えてもらいました。

●現在の住宅ローン内容
  • ローン残債:1200万円
  • 残り期間:13年(完済時年齢57歳)
  • 金利:2.175%(変動金利)
  • 毎月の返済額:8万8379円
  • 総返済予定額:1378万7140円(金利上昇は加味せず)
変動金利にしては、利率が高いので、まずは住宅ローンの借換え検討から始めます。

住宅ローンの借換え(基本編)

住宅ローンの借換えは、諸費用が必要になりますので、この費用も加味して、損得を検討。今回は概算ですが、諸費用を50万円として検討してみます。

●借り換え後の住宅ローン(1)
  • ローン残債:1200万円
  • 借入期間:13年(完済時年齢57歳)
  • 金利:0.775%(変動金利)
  • 毎月の返済額:8万887円
  • 総返済予定額:1311万8520円(金利上昇は加味せず、借換え費用として50万円を加算の場合)
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【借り換えの効果(1)】
同じ変動金利でも利率を下げられれば、総返済額では、借り換えにメリットはありそうです。しかし、Aさんに必要なのは、総返済額のメリットよりも、毎月の資金繰り。この度の借換えでは、月々7492円の効果です。確かにメリットはありますが、教育費の補てんにはなりません。

住宅ローンの借換えは、基本的には、現在のローンの残り融資期間が、次の銀行でも引き継がれます。でも、誰もが使えるわけではありませんが、融資期間を延長できる金融機関も。

そこで、次のページでは、応用編として、融資期間を延長した場合の「住宅ローン借り換え」を検討してみます