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小林よしのり&プチ鹿島、AKBを巡り言論プロレス!(2ページ目)

数々の書籍やTV番組などの出演を通し「AKB48の論客」として知られる漫画家・小林よしのり先生。そのルーツは昭和プロレスにあった!? 話題の『教養としてのプロレス』著者である時事芸人・プチ鹿島さんとの”言葉のプロレス”が渋谷で行われました。

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

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指原は大仁田厚?ではまゆゆは‥

また話はAKB48センター論にも。常々「認めない!」と言ってきた指原莉乃(HKT48)については、「あれが総選挙1位にしようって動きがあったのは『大相撲の古い慣習をぶっつぶせ』と支持する、かつての朝青龍のファンみたいな感じ。やっぱり1位、センターは”王道”じゃなきゃいかん。それまでの前田敦子は”ジャイアント馬場”で、大島優子は”アントニオ猪木”だったわけですよ。その次にきた指原は”大仁田厚”なんだよ! 『まだ前田日明が出てないのに、早いよ!』と言いたいんです」とプロレスの歴史に絡めて語る。

そして現センターの渡辺麻友(AKB48)について「『今って何が過激なんだろう』ということを考えるわけですよ。インターネットで何でも言える時代なわけじゃないですか。でも、まゆゆは“私”を見せない。パフォーマンスだけしか見せない。これってかなり苦しいことですよ。ちょっとネットで気になる事書けば目立つのがわかってるけどやらない。これって一番過激なんじゃないかと思うんです」というと、鹿島さんは「それってある意味“四天王プロレス”に似てますね。新日本プロレス的なマイクで盛り上げるんじゃなくて、試合で全部を語るっていう。ということは渡辺麻友って小橋みたいな感じですかね」と解釈。

それ以外にも小林先生のプロレス遍歴や、プロレスとアイドルファンに対する世間の偏見、さらに後半の来場者の質問では現在の政局についてもプロレス話まじりで答えるなど、濃厚なトークイベントでした。プチ鹿島さんの著作『教養としてのプロレス』についても小林先生は「これは名著です!(『私、プロレスの味方です』の著作を持つ)村松友視以来!」と絶賛。これを読めば、アイドルの見方も変わる一冊です。
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