中古車/おすすめの中古車

三菱i-MiEVが約300万円ダウンの2ケタ万円!

なかなか普及が進まない電気自動車ですが、セカンドカーとしての利用なら十二分に活用できます。とはいえ、いくら補助金がでるといっても、新車時価格が398万円(発表当時)と高額なのがネックでしたが、今なら中古車で約90万円から手に入ります。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

軽自動車の代わりにセカンドカーとしておすすめの三菱i-MiEV

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は三菱i-MiEV(現行)をご紹介したいと思います。
三菱i-MiEVundefinedフロント

100V電源からは約14時間、200V電源からなら約7時間で満充電できます。また街の急速充電器なら約30分ですみます。ちなみに急速充電器は日本国内に2129箇所もあります(2014年9月30日現在。CHAdeMO協議会)

リチウムイオン電池を搭載した量産型電気自動車としては世界初となるi-MiEV。2009年6月に発表され、同年は法人や自治体等を中心に、2010年4月からは個人向けにも販売されました。

それから5年が経ち、中古車がかなりおいしくなってきました。しかし電気自動車というと、「1回の充電で航続距離が短いからな」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。そこで、家族と出かけるファーストカーとは別に、奥さまが普段の買い物や子どもの送り迎えに使うセカンドカーとしてi-MiEVの中古車考えてみるのはどうでしょう? そう、これまでは軽自動車が検討されやすかったポジションです。

最近の軽自動車は低燃費で人気ですが、それでもi-MiEVのランニングコストのほうが安いのです。i-MiEVの電池容量は16kWh、電気代を20円/1kWhとして計算すると、1回の充電で320円。これで100km走るとすると、1kmあたりわずか3.2円です。深夜電力を使えばさらに安くなります。
三菱i-MiEVundefinedリア

サイズは軽自動車のiと同じ。リア・ミッドシップレイアウトを活かしたロングホイールベースが、居住性の確保や走りの良さに貢献しています。発進加速の0-80km/hで10.6秒(iのターボ車が11.2秒)、追い越し加速の40-60km/hが2.8秒(同4.0秒)と加速力が抜群

一方、例えばスズキワゴンRなら32.4km/L(JC08モード)。2014年9月29日時点のレギュラーガソリン価格が166.3円/Lですから、1kmあたり約5.1円。ガソリン価格が約103.7円まで下がらなければi-MiEVと同じ3.2円になりません。

またi-MiEVはワゴンRと同じく軽自動車税です。そのため自動車税が2万9500円の日産リーフよりも安いのです。つまり軽自動車のように維持費が安くて、燃費(電費)が良いとなれば、セカンドカーにi-MiEVを選ぶのは賢い選択ではないでしょうか。

気になる価格は?というと、原稿執筆時点の最安値は89.9万円。2010年式/1.1万km/修復歴なしです。同じ2010年式/1.1万/修復歴なしで、ワゴンRなら旧型となり、69万円から見つかります。確かにワゴンRの価格のほうが安いですから、価格と維持費だけで考えるなら、ワゴンRでも良いと思います。

しかしi-MiEVには経済的な魅力以外にも、おすすめしたい魅力があるのです。次ページで見ていきましょう。
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