温泉/東北の温泉

青森県を代表する浅虫温泉のおすすめ旅館(2ページ目)

浅虫温泉(青森県青森市)は平安時代に発見された後、しばらくの間は麻を蒸すことのみに温泉が利用されていた事から、その名があります。海沿いにありますが、落ち着いた地方の温泉場風情を漂わせています。ねぶた祭を始めとした青森市の観光シーズンに賑わうのはもちろん、八甲田山や十和田湖方面や下北半島方面への観光の基地としても最適な立地。今回は青森県を代表する温泉地、浅虫温泉を紹介します。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

浅虫温泉のおすすめ旅館


浅虫温泉割烹旅館さつき

全8室の割烹旅館さつきは、食事の評価が極めて高い

浅虫温泉を代表する宿と言えば、割烹旅館さつきです。全8室の小規模高級旅館で、割烹旅館と名乗る通り、食事の評価が極めて高い宿ですが、温泉面でも源泉掛け流しの宿です。

他に評判の良い宿が椿館で、板画家の巨匠・棟方志功ゆかりの宿としても知られます。温泉好きには源泉掛け流しのお湯が良い宿としても人気です。

椿館はその名の通り中庭の椿の庭が見事。宿も現在の浅虫温泉全体の印象を彷彿とさせる、落ち着いた大人の佇まいが魅力です。


浅虫温泉の日帰り入浴施設

公衆浴場松の湯

掛け流しの公衆浴場松の湯。表はレトロだが裏は近代的

浅虫温泉で日帰り入浴専門施設と言えば、道の駅「ゆーさ浅虫」の5階に展望風呂「はだか湯」があり、銭湯料金で利用出来ますが、残念ながら循環です。

掛け流しの日帰り入浴専門施設(温泉銭湯)として、他に松の湯があります。写真は風格のある表側の外観ですが、裏の駐車場側は完全にリニューアルされていおり、近代的な公衆浴場になっています。

浅虫温泉では、湯巡り手形「麻蒸湯札」を発売しており、1500円で三軒の湯に入れますし、三人で一つの宿に入るという使い方もOK。近年、1000円で二軒という手形も出来たようです。宿の下見も兼ねて、宿の日帰り入浴を利用するのもおすすめです。ただし、中には入浴料が500円以下で手形で入るよりも現金で入った方が安い宿もあるので、事前に十分調べて行く必要があります。

熱い湯でも大丈夫という温泉マニアには、実は双葉荘に現金で入るのが一番のおすすめです。

次ページでは、浅虫温泉の観光スポットをご紹介します。
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