アウシュヴィッツ強制収容所の様子
第一収容所アウシュヴィッツのガス室内部。シャワーを待つ裸の囚人たちの間に毒ガス・チクロンBが投入されると、20分にわたり苦しんだあげく亡くなっていったという ©牧哲雄
■第一収容所:アウシュヴィッツ
1940年開所。28棟が建てられて、現在13棟が見学可。
- 正門:「ARBEIT MACHT FREI」のアーチで有名な門
- 4号棟:チクロンBの空き缶や、犠牲者たちの髪の毛、髪でできた布などが展示されている
- 5号棟:囚人たちの遺品、メガネや義手義足、靴などが並べられている
- 6号棟:囚人たちの顔写真が並んでいる
- 7号棟:ベッドやトイレが見学できる
- 死の壁:銃殺はここで行われた
- 11号棟:死のブロック。裁判室などの他に地下監房には餓死室や窒息室、立ち牢などがある
- 絞首台:ここに首を吊った
- ガス室と焼却炉:「シャワーを浴びに行こう」と呼びかけられ、集まった囚人たちの間に天井の穴からチクロンBが送り込まれた
第一収容所から約5km。第一収容所が手狭になったことから1941年に開所。最盛期には300棟が建てられ、10万人近くが詰め込まれた。現在残るのは70棟ほど。
- 死の門:ユダヤ人らを乗せた列車はここを通って中に入り、収容された
- バラック:木造、あるいはレンガ造りの収容棟
- 洗面室:本当のシャワー室
- ガス室と焼却炉:ナチスによって爆破され、残骸が残っているのみ
- 死を待つ林と遺骨を捨てる池:ガス室へ送られる前に林で整列させられ、焼却炉で燃やされた後、灰は池に捨てられた
- 国際犠牲者記念碑:犠牲者の数は150万人と書かれている