ギュスターヴ・モロー美術館/パリ
19世紀の古典画家ギュスターヴ・モローが晩年まで暮らした住居兼アトリエを改装した美術館は、モンマルトルの麓のひっそりとした住宅街にあります。聖書の世界を独特の作風で表現したギュスターヴ・モローの数々の作品、そして家具や調度品がそのまま残された住居の様子など、モローの創作の世界にどっぷりと触れることができる貴重な美術館。芸術家のお宅に招かれた気分で訪問してみましょう。ギュスターヴ・モローとはどんな画家?
強烈なインパクトを残す作品「出現 Apparition」
ギュスターヴ・モローの作品は、詩的な要素を持ちつつも強烈な表現が多く、心に強く突き刺さります。見ていると、そのまま絵の世界に引き込まれていくような不思議な感覚に陥ります。
モロー自身の遺言により実現した美術館
アトリエの美しいらせん階段は必見
そして2フロアにわたって展開されるアトリエは、モローによる大作が存分に鑑賞できる空間。大きな絵がぎっしりと並べられた贅沢な展示となっているので、ゆっくりと時間をかけてまわりましょう。また、全ての作品のデッサンの貴重なコレクションもあるので、お見逃しなく。上階のアトリエへ続くらせん階段はとても美しく、ここからの眺めもまた見どころの一つです。
■ギュスターヴ・モロー美術館 Musée National Gustave Moreau
住所:14 rue de La Rochefoucauld 75009 Paris
電話:01 48 74 38 50
アクセス:地下鉄12号線TriniéかSaint Georgesから徒歩5分
開館時間:月・水・木曜:10:00~12:45/14:00~17:15、金・土・日曜10:00~17:15
休館日:火曜日、1/1、5/1、12/25
料金:5ユーロ、毎月第一日曜日は無料