クロアチア/スプリット

過去と現在が交差する 不思議の街スプリット1日観光(3ページ目)

ローマ時代の遺跡に人が住む、不思議の街スプリット。主要観光スポットのみであれば2、3時間程度で十分に回りきることができますが、ここでは必見スポットはもちろん、日本人観光客が見落としがちなおすすめスポットも盛り込みながら、歴史ロマン溢れる街を満喫できる1日観光モデルプランを紹介します。気になる場所やお店を見つけたら、寄り道をしながらのんびりとスプリット散策を楽しんでください!

小坂井 真美

執筆者:小坂井 真美

クロアチアガイド


11:00 洗礼室(ジュピター神殿)


ジュピター神殿

ジュピター神殿(洗礼室)

ぺリスティルから西に向かって続く通路の奥にひっそりと佇む小さな建物。ガイドブックによって「ジュピター神殿」と表記されたり「洗礼室」と書かれたり表現が2つあるので、別々の観光スポットがあるのだと勘違いしてしまう人もいるようですが、どちらも同じものです。もともとこの建物は皇帝がローマ神話の最高神であるジュピターを祭る神殿として建てましたが、後にキリスト教が広まると神殿は洗礼室として利用されるようになりました。そのため呼び名がふたつあるのです。

入り口を入ってすぐの正面にはクロアチアの有名な彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチの作の聖ヨハネ像が安置されており、像の前には洗礼盤が置かれています。また、天井に施された見事な彫刻も必見です!

<DATA>
■Sv.Ivan Krstitelj(洗礼室)
開館時間:4月~10月 8:00~20:00(日曜日は12:00~20:00)、
11月~3月 閉館
入場料:10クーナ

「世界で最も狭いストリート」で記念撮影

通らせてくれ通り

知らないとつい通り過ぎてしまいそう……。

また、洗礼室のすぐ隣に位置する、世界で最も狭いストリートのひとつとも言われている“通らせてくれ(Pusti me da prodjem)”通りも必見。言い伝えによると、人ひとりが通るのがやっとの狭い通りのため、たびたび「早くそこをどいて。私を通らせて」と口論こで頻発したために、こんなへんてこな名前がつけられたのだとか。「ここはストリートです」と言われなければわからないくらい、一見何の変哲もない通りで見落としがちですが、記念撮影もお忘れなく。

11:15~11:45 宮殿の地下通路でお土産探し

スプリット地下通路

お土産屋さんが軒を連ねる地下通路


「通らせてくれ通り」で記念撮影を終え、いったんペイスティルに戻ってきたら、次は地下通路でお土産探しをしましょう。ぺリスティルから青銅の門は地下通路で繋がっており、通路にはお土産やさんがずらりと軒を連ねています。ポストカードやキーホルダーなど定番のお土産はもちろん、絵画や石の生産で有名な近郊のブラチ島の石を使ったアクセサリーや置物など様々なアイテムが揃い、お土産探しにもピッタリです!

11:45~12:15地下宮殿

ディオクレティアヌス地下宮殿

幻想的な雰囲気が漂う地下宮殿ではコンサートや演劇が行われることも

保存状態がとても良く、ローマ時代の様子を現代に伝える貴重な地下宮殿。かつて、この広大な空間ではワインやオリーブオイル作りが行われたり、倉庫として利用されてきました。地下宮殿にはローマ時代の水道管や皇帝の胸像、中世に使われたオリーブの圧搾機などが展示されています。

>>>地下宮殿の詳細は「古代ローマ遺跡、ディオクレティアヌス宮殿地下の秘密」をご覧ください

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