クロアチア/クロアチア基本情報

クロアチアの季節・気候・服装アドバイス

一年中四季折々、いろんな自然の表情で目を愉しませてくれるクロアチア。夏は暑いの?冬の寒さはどれくらい?どんな服を持って行けばいい?……など、各シーズンや各エリアごとの気候や服装アドバイスをご紹介します。

小坂井 真美

執筆者:小坂井 真美

クロアチアガイド

クロアチアの気候

ドゥブロブニクの港

春・夏は眩しく澄みわたる青空が広がり、より美しく魅力を増すアドリア海の街

クロアチアには日本と同じように四季があり、一年を通しいろいろな自然の表情で目を愉しませてくれます。一年中美しいクロアチアですが、特に旅行のベストシーズンは5~9月頃。この時期、街には花が咲き乱れ、アドリア海は一層キラキラと美しく輝き世界中から訪れる多くの人々を魅了します。また7・8月は各地で様々なイベントが行われるので、イベントを楽しみたい方はこの時期の観光がおすすめです。

ところで、クロアチアの気候は観光する季節やエリアによって異なります。アドリア海沿いのエリアは地中海性気候、首都のザグレブなど内陸のエリアは大陸性気候に属しています。

■アドリア海沿いのエリア
夏は特に日差しが強く、カラッとした真っ青な空が広がる日が毎日のように見られ、晩秋まで穏やかな気候が続きます。冬が近づくと雨が多くなりますが、寒さは内陸エリアと比べると穏やか。ただし「ブラ」と呼ばれる北東から吹く強く乾燥した風が吹き荒れる日は、体の芯まで冷えるような寒さとなります。

■内陸部
大陸性気候に属し、昼と朝晩、夏と冬の気温差が大きいのが特徴です。特に真冬は氷点下が続く厳しい寒さに包まれます。

どの時期にどのエリアを観光するのかが決まったら、クロアチア旅行を快適に楽しめるよう服装の準備にもとりかかりましょう。

クロアチアの春の気候・服装 (4~6月頃)

街角のお花屋さん

春になると街角のマーケットにもたくさんのお花が並ぶようになる

日本人の感覚では3月も「春」と呼びたくなるかもしれませんが、クロアチアではまだまだ寒い日が多く、冬の延長といった感じです。特に内陸部ではまだ雪がちらつく日もしばしば。本格的な防寒対策はめったに必要ないですが、厚手のコートを準備しておくことをおすすめします。サマータイムが始まる4月頃から本格的な春が始まり、街や野山にたくさんの花が咲き始めるのもこの時期です。

気をつけておきたいサマータイムは毎年3月最終日曜日の午前1時に始まり、10月最終日曜日の午前1時まで続きます。

街中のオープンカフェ

暖かい季節になると、街中のいたるところにオープンカフェが設置され人々で賑わう。

4月の中頃になるとアドリア海エリア、内陸エリア共に昼間は20℃を越えることが多くなり、日によっては薄手の長袖やTシャツで過ごせるくらい気温が上がることもありますが、それでも夜は冷えるので薄手のセーターやちょっと羽織れる上着が必要です。昼と朝晩の寒暖差が激しいので、重ね着をして体温調節ができるようにするとよいでしょう。

晴れの日は日差しが強いのでサングラスがあると便利です。街を散策しているだけでも結構日に焼けてしまうので、日焼けが気になる方は日焼け止めクリームもお忘れなく!

また暖かくなるこの時期から夏にかけて蚊がでてくるようになります。野山や森などの散策の予定がある方は、肌の露出をできるだけ避けたり、蚊よけのローションのご用意を(高圧ガスが使用されているスプレー缶式のものは飛行機内に持込が禁止されていますのでご注意下さい)。

>>クロアチアの夏・秋・冬の気候と服装は?
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