失敗から学ぶ!美容整形手術成功のポイントは?
美容整形手術は、患者と医師という人と人が関わる治療なので、最終的にはコミュニケーションが重要なポイントとなります。手術を受ける上でまず大切なことは「美しさや好みは人によって異なる」という認識をもつことです。自分が美しいと思う姿について、医師にきちんと伝えなければいけません。
手術の失敗原因にはいくつかのパターンがあるので、ケースごとに見ていきましょう。
よくある美容整形手術失敗のパターンはこの3つ!
■ケース1本人の期待と違う結果になるケース。医師とのコミュニケーション不足による失敗。
■ケース2
本人の希望や美意識が一般の人とずれている場合の、周りの人からみた失敗。
■ケース3
医師の技術不足による失敗。
では、実際にあった例を参考に、見ていきましょう。
控えめを強く希望するあまり、変化が少なすぎた
「ケース1 期待と異なる結果」について、タルミをとる若返りの手術で起こった例を紹介します。日本人の国民性か「あまり美容整形で変わりすぎても困るので、控えめにお願いします」という希望をする人が多いです。
手術にも限界がありますし無理のない程度に手術する事はとても良い事だと思います。このような依頼を受けた場合は、もちろん医師は控えめに手術をします。
しかし、このケースでは「せっかく手術したのに以前と変わっていない」
という問題が起こりました。全然変わっていないという事はないのですが
患者が期待したほどの変化が見られなかったという事です。
医師は患者の依頼の通りに手術しているのですが、微妙なニュアンスで結果が変わってきます。医師に伝える上で大事な事は、「自分はどこが気になっていて、どのようにしたいか」です。そうすれば医師は、専門的な視点から何ができて、何はやらない方が良いかを的確にアドバイスできます。
細かなカウンセリングが成功の鍵です
目元の依頼の例をあげます。患者「いつも怒っているの?といわれるので優しい印象にしたい」
医師「優しい印象にするには、眉間のシワをとる。目尻を下げるのが有効です」
患者「確かに癖でいつも眉間にシワを寄せてしまいます」
医師「それであれば、眉間にボトックス注射をしてみてはいかがですか?(以下説明……)」
患者「目尻を下げるとどうなりますか?」
医師「ではシミュレーションしてみましょう。(すこし目尻を下に引く。あっかんべーの軽い状態)
患者「もっと下げたいのですけど」
医師「下瞼の場合下げすぎると目が乾燥しますし、加齢により多少下がります。あまりやり過ぎはよくないです。このくらいまでならできそうですがどうですか?(以下説明……)」
このように医師と細かく話す事で、「何となく変わりたい」から「具体的にどこをどう変えるか」が見えてきたならば手術前のカウンセリングは成功です。ここで話した内容を家でじっくり考えて処置するかしないかを決めれば、まず失敗はないでしょう。
スッピンが不自然になっても、もっと二重幅を広げたい
ケース2の「本人の希望が一般の美意識とずれている場合」について、二重の手術で実際にあった話を例に挙げます。患者「目を大きくしたくて、二重の幅を広げたいです」
医師「分かりました。早速シミュレーションしてみましょう。このくらいの幅だとまつげの生え際までみえて目が開いた印象になります。どうですか?(シミュレーションしながら)」
患者「いつもはお化粧するとき、もっと広いラインでアイプチしてるからもっと広くしたいです」
医師「分かりました、確かにつけまつげをつける場合や、メイクをバッチリする場合はもう少し広くするのも一つの方法です。しかしメイクをしたときの幅にあわせると、スッピンのときにはやり過ぎでやや不自然な感じになりますよ?」
患者「わかりました。でもスッピンは誰にも見せないんで、広くお願いします。」
医師は依頼どおりに手術をして、患者本人も結果に満足。しかし、この患者のスッピンを見た人は手術が失敗したんじゃないかと思われるかもしれません。本人の希望を優先した結果、このようになる場合もあるのです。
美意識は人それぞれ違います。ファッションをみれば分かると思いますが本人が満足して、自信を持てる事が一番大切です。その方の人生が輝くことが大切です。
良い医師にあえれば毎日に自信が持てます
医師の技術不足による失敗
これは一番簡単に防げる失敗です。美容外科に関しては美的センスと技術が非常に大切です。日本人の感覚として「年をとってる医師の方が信用できる。権威がある医師が安心だ」というものがあります。このような考え方は根拠がないのでオススメしません。
美容外科に関しては実際にその医師が執刀した写真をみせてもらって技術を判断してください。この一手間をすることで手術は成功に近づきます。
最後に美容外科手術で失敗しない4つの心得え
・ 美意識は人それぞれ異なるので、自分のなりたい希望を大切にする・ 感覚ではなく具体的に医師に希望を伝えていく。なりたい姿の参考写真を持っていくのもオススメ
・ もし手術に迷うなら控えめな手術を選ぶべき。元に戻すのは困難ですが、効果が物足りなければ、追加でもう一度手術すれば良い
・執刀した症例写真を見せてくれる医師を選ぶ
医師に自分の希望を上手に伝え、希望の結果を得たときに多くの患者は「悩んでないで、もっと早く相談すれば良かった」と言います。
美容外科、美容皮膚科に関しては、医師や看護師と、じっくり二人三脚でプランニングしていくという意識で相談すると、うまくいくでしょう。