芯が折れない! ゼブラ「デルガード」

国内筆記具メーカーの最近の動向を見ていると、新機構を搭載したシャープペンがいくつも出てきている。その先駆けは、三菱鉛筆の「クルトガ」だろう。一画一画書くごとに芯が回転して、書きながら芯を削ってくれるシャープペンだ。中高生の間で絶大な支持を得ている。また、最近ではぺんてるの「オレンズ」も面白い。0.2mmという超極細芯でありながら、ガイドパイプで常に芯を覆いながら書くことで芯折れを防いでいる。0.2mmなのになんの遠慮もなく普通に書けるのが新しい。

そして、ゼブラもちょっと待った!とばかりになかなか面白いシャープペンを送り出してきた。2014年11月10日に発売される「デルガード」だ。(なお、出荷日が11月10日からなので、店頭に並ぶのは11月12日頃とのこと)。
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ゼブラ 「デルガード」0.5mm芯 450円+Tax


二段構えで芯を守る

では、その実力のほどを見てみよう。

我が自慢の内部構造をとくとご覧あれ!とでも言っているかのようにグリップはスケルトンスタイル。内側には意味深なスプリングが2つある。まず、ノックボタンをカチカチカチと3回ノックする。ちょっとこれまで見たことのないフォルムのペン先から芯が出てくる。
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グリップからペン先にかけてスケルトンボディ。内側に2つのスプリングが見える。

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ユニークなフォルムをしたペン先

ノックした段階では、これらのスプリングたちは、私たちの出番はまだまだというふうにびくともしない。

次に書いてみる。最初は紙に対してペンをやや垂直気味に立てて、筆圧をかけてみる。すると、芯先がスプリングのクッションを効かせながらクイクイと引っ込んでいく。この時、2つあるスプリングのうち、中央側が縮んでいた。こうした芯が引っ込むスプリング機構ならこれまでも他社のペンでも採用済みだ。
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ペンを垂直気味に立てて筆圧を強めに書いてみる

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すると、このように芯が引っ込む

次に、ペンを斜めにして、つまり普通の角度で、やはりやや強めの筆圧で書いてみる。

するとですよ、今度は芯は引っ込まずにペン先のガイドパイプ全体が下がっていく。これにより強い筆圧で書いても、芯をパイプが守り、折れを防いでくれるのだ。

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ペンを斜めにして筆圧を強めると

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メタルのペン先パーツが下におりてくる!この時は、ペン先側のスプリングが作用していた。

ここで私はひとつの疑問を抱いた。ペンを立てて強い筆圧で書こうとすると芯が引っ込む。ペン先を斜めに書くと、パイプが下がる。ならば、そのまっすぐと斜めの中間くらいの角度で書いたら、どっちが機能するのか。

やってみた。

すると、芯が少しばかり引っ込んだと思ったら、おっとっと、おれの出番だとパイプも下がり始めていった。それがどうしたと言われそうだが、つまりどんな角度で書いてもこの2つの機構が芯を守ってくれるということになる。なかなか面白く、頼もしい機構だ。
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グリップを分解するとこんな感じに

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どんな筆記角度でも芯をガードしてくれる安心感がある

ただひとつ、デザイン面で見ると、私の目には三菱鉛筆の「クルトガ」っぽさを感じてしまう。せっかくのユニークな機構なのだから、独自のデザインで攻めてもよかったのではないかと私は思うのだが……。
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ボディデザインはもう少しオリジナリティを出して欲しかった。。


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