残り2棟は、番外編として低層マンションから眺めの良かった賃貸物件を取り上げてみよう。
6.SEED KNOT
「SEED(シード)」と「KNOT(ノット)」は城南五山のひとつ、花房山に立つ2棟構成の賃貸マンションである。ともに5階建て。設計は宮崎浩/プランツアソシエイツ、施工は大成建設。コンクリート打ち放しの外観に大きく開いた窓が特徴。
高台で、既存樹を残した関係から、「目の前の大樹と都心の街並みを見下ろす双方の景色が同じ窓から見える」といった現象が成立。隣接地は東京建物を幹事会社とする「目黒駅前地区第一市街地再開発事業」(敷地面積約2.3ha。オフィスビルとタワーマンション(2棟、計945戸)、竣工2017年11月予定)。将来が楽しみな立地だ。
7.フォレストテラス松濤
「フォレストテラス松濤」は渋谷区屈指の邸宅街、松濤・神山町エリアに位置する、地上4階建てのマンション(竣工1999年10月)。専有面積は200平米超中心。総戸数26戸のうち賃貸は12戸。デザイン監修は六本木ヒルズレジデンス同様、コンラン&パートナーズが手掛けている。
上の画像は、屋上のデッキから西新宿超高層ビル群を向かって撮影。手前の円形はプライベート(貸し切り専用)プール。奥のスペースではバーベキュー(予約)も可能。高台であり、周囲に高い建物がない場所だからこその眺望といえる。
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