これまでのノウハウを活かし、いよいよ登場!

土踏まず出し縫い手縫い内羽根式ストレートチップ

土踏まず部の出し縫いを手縫いとしそれより前は機械縫いとした、九分仕立ての一つ上を行くハンドソーン・ウェルテッド製法を採用したシリーズに、遂に登場した内羽根式のストレートチップです。アッパーは製造元が一切明らかにされていない、例のベビーカーフを用いています。価格:16万2000円(銀座ヨシノヤ)

9月12日から始まった2014年秋の紳士靴ハンドソーン パターンオーダー受注会のご案内を先日お届けした銀座ヨシノヤ。お伝えした通り、長らくその会場になっていた旗艦店の移転と言うビッグイベントを控える中、既製の紳士靴に関しても銀座6丁目に完成する新たな本店に受け継がれるモデルが幾つか登場しています。これがなかなかカッコ良くて、正に時代の節目に相応しい完成度なのです!

まずは更に一つ上を行く品質でこの店の既製紳士靴の頂点に立つ「九分仕立て+土踏まず部手縫い」のシリーズ。汎用性の高い内羽根式ストレートチップと技アリのサイドエラスティックが、この度遂に登場です! このシリーズは2013年の春にダブルモンクストラップ、その秋にはサイドモンクストラップ、2014年の春にはサイドレースアップと、これまでは製作するアトリエの技術力と用いる革素材の質感とが高度に融和する、言わば通好みのモデルばかりだったので、「やっぱりスタンダードなモデルがあったらなぁ……」と待たれていた方も多いのではないでしょうか。

内羽根式ストレートチップの方は正に“The Cap Toe Oxford”と呼ぶに相応しい、清楚な印象が全面に出た仕上がりです。細かな意匠にもこれまでの同社の同種の靴以上に普遍性が備わっていて、まるで何度も何度も丁寧に濾して、不純なものを全て取り除いてしまったかのような美しさ! 繊細さ・潔さもここまで首尾一貫していると、それが寧ろ大きな「力」になるのだと教えてくれるかのようで、間違いなく「ここぞという時の大切な1足」になってくれるでしょう。
内羽根式ストレートチップundefined前から

上の靴を前から撮ったものです。出し縫いを施しているコバが殆ど見えません!パターンも従来のものより更に清楚さが増しているような印象を受け、その美しさはまるで古のビスポークシューズのようです。


一方、サイドエラスティックの方は、この種のモデルの靴としては極めて珍しい一枚革=ホールカット構造です。当然ながら両脇に備えた布ゴムを挟む部分=ガセットも、一般的なものとは異なりアッパー本体と一体化させた驚きの意匠。単に美しいだけでなく、この構造のお蔭で甲部への密着度が増し、サイドエラスティックに起こりがちなリスク、すなわち歩行時に甲部の「曲げ」にガセットが不用意に反応する結果、かかと部がスポッと脱げてしまうリスクが圧倒的に軽減されています。
土踏まず出し縫い手縫いサイドエラスティック

待望のサイドエラスティックもこのシリーズに登場、しかも製造に特に技術力を要するホールカット構造です。ガセットの部分も一般的なものとは異なり、アッパー本体と一体化させた、美しさと履き心地を両立させた意匠を採用しています。価格:17万2800円(銀座ヨシノヤ)


いずれもアッパーには例の製造元が一切明らかにされていない柔らかなベビーカーフ、後半分のライニングには滑りの良いゴートスキン(山羊革)の最強タッグを引き続き採用。ただしアッパーの色はこの2足に関しては、用途を考慮し潔く黒のみです。ガース(足囲)表記はEEですが、足へのアタリが非常に柔らかいので、3E相当の太い足の方でも足入れが容易な一方で、E相当の細身の足の人でもブカブカには感じません。どちらも「フラッグシップモデル」と呼ぶに相応しい美しさと、履き心地を堪能できること確実ですよ!

【商品案内】
◎ 九分仕立て+土踏まず部手縫いシリーズ
・モデル:A.内羽根式ストレートチップ B.サイドエラスティック
・色: 黒(ベビーカーフ)のみ
・底材: シングルレザーソール*レザーダブテイルヒール(半カラス仕上げ)
・製法: ハンドソーン・ウェルテッド九分仕立て+土踏まず部の出し縫いは手縫い
・サイズ: 23.5~27.0 EE
・税込価格: A.16万2000円 B. 17万2800円
サイドエラスティックundefinedガセット部

ガセットの部分をアップでパチリ。何気なくやっていますが、これだけのことをするには縫製に物凄く高い技術が求められます。甲部を綺麗に覆うだけでなく、このひと手間がかかとの抜けも最小限に防ぎます。



ステップインでも昨今のトレンドを巧みに採り入れたものが登場です。詳しくは次のページで!