セクシュアルマイノリティ・同性愛/LGBT

LGBTの就活事情!~面接時のカミングアウトは不利?~

今回は特にLGBTの就活生や企業の人事や採用担当に携わる方々に読んでいただきたい内容です。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)と総称される人たちの中には、就職時にカミングアウトをすると不利になるのではないかという不安や悩みを抱えている人は数少なくありません。性的マイノリティの人たちが抱えやすい就活時の問題や悩みに関して一緒に考えていきましょう。

堀川 歩

執筆者:堀川 歩

同性愛ガイド

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LGBTの就活事情!

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就活時に困ること

皆さんは、履歴書を書く際に性別欄を気にしたことはありますか?初対面の面接官に自身の性自認や性指向を話すかどうかで悩んだ経験はありますか?面接をどの性別で受け、どんな服装で行けばいいのか。福利厚生は同性同士のパートナーにも適用してもらえるのかなどの心配ごとがあっても、中々面接時には聞きづらいものです。また、採用枠も男女によって異なっていたり、髪型、服装、マナーまでもが性別によってはっきりと分かれているため、特にトランスジェンダーの方の場合はエントリー自体が困難になってしまいます。

面接時のカミングアウトは合否に影響するの?

LGBTだとカミングアウトをすることによって、合否が不利になってまうのではと不安を感じている当事者の方は少なくありません。実際に私自身もかつて就職する際に担当者の方に相談したところ「事前にカミングアウトをすると不利になるかもしれないから入ってから言った方がいい」と言われ、面接時には何も言わずに女性として面接を受けました。採用後、性同一性障害(性別違和)である診断書を提出したところ、条件付きの採用に切り替わってしまった経験があります。
実際に不利になるのかどうかで言うと、企業風土にもよるので一概には言えません。性自認や性指向を尊重して就業させてもらえる勤務先もあれば、カミングアウトをしたことで解雇や退職に追いやられてしまったケースがあるのも事実なので、セクシュアリティに関係無くあなた自身を見てくれる就業先との出会いが一番望ましいように思います。

カミングアウトをせずに入社した場合の問題や悩み

カミングアウトをせずに入社した場合は、年齢を重ねるに連れて「結婚はいつするの?」「子どもの予定は?」など、異性愛・婚姻前提でライフプランを聞かれる機会も増えてくるので、仕事面以外のことで精神的な苦痛を感じその結果仕事を辞めてしまう方もいます。また、NPO法人虹色ダイバーシティが2013年2月~3月にかけて「LGBTと職場環境に関するアンケート調査」をインターネットで行ったところ、日本全国から10代~60代まで1125名の回答があり、LGBTは一般より転職経験率が高いことが分かりました(一般平均51.8%、LGBT平均60.0%)。特に男性から女性へのトランスジェンダー(MTF)の方の転職経験率は68.3%と突出していたとあります。もちろん、転職理由にもポジティブな理由もあるかと思いますが、職場でのイジメや、居心地の悪さ、性別適合手術や治療を理由に転職せざるを得なくなってしまった方がいるのも事実です。

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