常にオリジナル作品を作り続ける『猿の惑星』
『新・猿の惑星』(1971年度作品)『続・猿の惑星』ですべてが核によって滅ぼされたはずなのに、なんと猿のジーラとコーネリアスらが過去の地球にやってくるという新しい物語。今まで主人公の理解者という立ち位置だったジーラとコーネリアスが主役になり、今度は人間界でどう扱われるかを描く。
『猿の惑星・征服』(1972年度作品)
コーネリアスとジーラの子供の猿マイロがやがてシーザーと名乗り、人間と敵対し、反乱を起こす姿を描く。ちょっと『猿の惑星:創世記』『猿の惑星:新世紀』をミックスしたようなストーリーというか、このシリーズの根源は常に猿と人間の共存か闘いか……なのだなと再確認。
『最後の猿の惑星』(1973年度作品)
シーザーが主役のこのシリーズ最終章。人間と猿が共存する社会となっていた地球で、シーザーは放射能でミュータント化した人間と闘う……。このシリーズのMVPは数々の『猿の惑星』で、コーネリアスとシーザーの二役を演じたロディ・マクドウォール。『創世記』『新世紀』はアンディ・サーキスが支えていますが、オリジナルのシリーズはロディ・マクドウォールが支えていたのですね!
ほかテレビシリーズになったり、ティム・バートン版『PLANET OF THE APES 猿の惑星』があったりとにぎやかな『猿の惑星』シリーズ。こうなったら全制覇するのもいいかもしれません。