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『猿の惑星:新世紀』と猿の惑星シリーズ特集(2ページ目)

SF映画の傑作『猿の惑星』のリブート映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス』に続き『猿の惑星:新世紀(ライジング)』も大評判です!そこで、今回は『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』と新作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』を中心にオリジナルの『猿の惑星』までさかのぼってチェックしてみましょう。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014年度作品)
『猿の惑星:新世紀』

マルコムとシーザーの友情!

シーザー(アンディ・サーキス)たちが反乱を起こしてから10年、人間は感染症に侵されて絶滅寸前。生き残った者たちは都市の片隅で生きるのが精一杯で、地球は猿に支配されていました。ある日、水力発電を利用しようとしたマルコム(ジェイソン・クラーク)らの行いが猿に知られ、人間と猿は一触即発! しかし、平和主義者のマルコム(ジェイソン・クラーク)とシーザーは信頼関係を築き始める。そのとき、マルコムとシーザーに反発する者が闘いを誘発する行いに走る……。

『猿の惑星:新世紀』

シーザーがどんどんかっこよく見えてくる

前作から10年後、地球は猿の惑星になっていました! そしてシーザーの理解者であるウィルの姿はなく、代わりにマルコムが登場。ウィルのような役回りでシーザーと友情を結んでいくのです。

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』は、前作のルパート・ワイアット監督ではなくマット・リーヴスに監督を変更。やはり監督が変わると映画は変わりますねえ。『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』よりも、アクション色が濃くなり、メッセージ性も強化されたようです。

人間VS猿の戦争なのですが、そこには闘わないで共存する方法を見出そうとする者がいます。しかし、そんなのは柔な考えであると徹底的に踏みつぶそうとする者もいて、このような対立から戦争は起こると現実と重ねあわせざるを得ないような気持ちになります。

ほとんどジャングルとか廃墟のような舞台でドラマが進行するので、迫力ある映像だけど世界が狭い、もっと広がりがほしいと思ったりもしましたが、猿VS人間にフォーカスを定めて徹底的に描くというリーヴス監督のブレない演出は力強いです。

『猿の惑星:新世紀』

人気シリーズは監督が変わっても高クォリティをキープ!

監督:マット・リーヴス 出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセルほか
(C) 2014 Twentieth Century Fox
2014年9月19日TOHOシネマズ 日劇他全国ロードショー

>お次はオリジナルの『猿の惑星』の世界を見てみましょう!
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